2026年2月20日金曜日

気管切開二十年過ぐ余寒かな

気管切開二十年過ぐ余寒かな

春は寒暖を繰り返しつつ、気管切開して二十年過ぎこれからも生きてゆく。
きかんせっかい にじゅうねんすぐ よかんかな
季語:余寒(よかん) 
寒が明けてからもなお残る寒さ。春の兆しはそれとなくあるものの、まだまだ寒さは続く。立秋以後の暑さを「残暑」というが、それに対応する季語である。

2 件のコメント:

  1. 「気管切開二十年過ぐ」声を失ってからもう二十年が過ぎた。遙かな辛い道のりを振り返った感慨が伝わりました。「余寒かな」寒が明けてもまだ寒さが残っている。この先いつまでこの寒さが続くのだろうか。いつ暖かい日がやって来るのだろうか。解決出来ない苦しさと不安を感じる句でした。

    返信削除
    返信
    1. 気管切開した喉には人工呼吸器が繋がって体の一部となっています。これからも十年二十年と、呼吸器という力を借りて生きてゆく思いを強くしました。

      削除