2026年3月16日月曜日

窓を背に右側臥位なる鳥曇

窓を背に右側臥位なる鳥曇

体の向きを右側臥位になる時間、空は薄曇り鳥も帰る頃だろうか。
まどをせに うそくがいなる とりぐもり
季語:鳥曇(とりぐもり) 
秋、日本に渡ってきた雁や鴨などが、北の繁殖地に帰っていく頃の曇り空。その頃の雲は鳥雲。また、鳥のはばたきが風のように聞こえるので、その頃の風を鳥風という。鳥の群が瞬く間に消えていったあとには、曇り空だけが残る。

2 件のコメント:

  1. 「鳥曇」渡り鳥が北へ帰って行く頃の曇り空。「窓を背に右側臥位」で寝ている。窓からの景色は見えないけれど、鳥は帰る頃だろうかと思いを馳せる。作者は病院で臥していますが、鳥に思いを馳せる自由な心は健在です。ベッドに縛られた「右側臥位」と広い大空の「鳥曇」との対比が感動を呼び起こしました。

    返信削除
    返信
    1. 渡り鳥は何を頼りに大空を飛んでゆくのだろうか。日本で生まれて初めての長距離飛行に不安はないのだろうか。ベッドの上で曇り空行く渡り鳥たちの無事を思いつつ、少しだけ空を飛べる羨ましさも思う。

      削除