俳句いきてゆくこと
日々の出来事や思いを俳句にしています
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2022年7月31日日曜日
汗をかき冷や汗をかき七月尽
汗をかき冷や汗をかき七月尽
今年は猛暑、熱帯夜、豪雨そしてコロナと大変な七月でした。
あせをかき ひやあせをかき しちがつじん
季語:七月尽(しちがつじん)
陰暦六月が尽きること。暦の上で夏の終わり、明日からは秋となる。
2022年7月30日土曜日
短夜や夜勤看護師ゆめのあとも
短夜や夜勤看護師ゆめのあとも
寝る前のケアをしてくれた看護師さんに、朝起こされました。
みじかよや やきんかんごし ゆめのあとも
季語:短夜(みじかよ)
短い夏の夜をいう。春分の日から昼の時間が長くなり夜の時間は夏至にいたって、もっとも短くなる。その短さ、はかなさを惜しむ気持ちを重ねて夏の夜を呼んだのが短夜という季語である。
2022年7月29日金曜日
西日濃し福神漬けのないカレー
西日濃し福神漬けのないカレー
夕食のカレー何か足りないと思ったのは福神漬、今日は福神漬の日。
にしびこし ふくじんづけの ないかれー
季語:西日(にしび)
西の空に傾いた太陽。または、その光のこと。とりわけ真夏の午後の日射しは強烈で、夕方になっても衰えぬ日差しは耐え難いものがある。
2022年7月28日木曜日
西日濃し烏の声の暑苦し
西日濃し烏の声の暑苦し
西日が射してきてカラスの声がよけいに暑っ苦しい。
にしびこし からすのこえの あつくるし
季語:西日(にしび)
西の空に傾いた太陽。または、その光のこと。とりわけ真夏の午後の日射しは強烈で、夕方になっても衰えぬ日差しは耐え難いものがある。
2022年7月27日水曜日
夏草をよけつつゆくよ車椅子
夏草をよけつつゆくよ車椅子
久しぶりの車椅子散歩、両側から道を塞ぎそうに伸びていました。
なつくさや よけつついくよ くるまいす
季語:夏草(なつくさ)
夏に生い茂る草のこと。抜いても抜いても生えてくる雑草や、山野をおおう青芒、萱のたぐい。炎天下、強い匂いを放ち、雨が降らなくても枯れることもない。生命力ある草々である。
2022年7月26日火曜日
雷神や東西南北水飛沫
雷神や東西南北水飛沫
朝から雷が鳴って雨が降って驚きました。クワバラクワバラ。
らいじんや とうざいなんぼく みずしぶき
季語:雷神(らいじん)
積乱雲の中などで雲と雲、雲と地上の間で放電現象が起きたもの。電光が走った後に雷鳴がとどろく。光と音の時間差でその遠近を測る。
2022年7月25日月曜日
夏雲やエアーマットを取り換えて
夏雲やエアーマットを取り換えて
お尻が痛くなってきたためエアーマットを取り換えてもらいました。
なつぐもや えあーまっとを とりかえて
季語:夏雲(なつぐも)
夏空の雲。代表的なものとして積雲と積乱雲がある。青空に大きく湧く純白の雲は、圧倒的な生命力を感じさせる。
2022年7月24日日曜日
ところてん懐を風ふきぬける
ところてん懐を風ふきぬける
久しぶりに心太を食べました。刻み食なので少し食感は違いました。
俳ところてん ふところをかぜ ふきぬける
季語:心太(ところてん)
天草を煮て寒天質を取り出し、冷やし固めたものを心太突きで突き出し、酢・醤油・蜜などで食べる(一般に関西は蜜・関西は酢醤油)。
2022年7月23日土曜日
蒲焼の甘辛きたれ大暑かな
蒲焼の甘辛きたれ大暑かな
今日は土用の丑の日で夕食に鰻の蒲焼風?!が出てきました。
かばやきの あまからきたれ たいしょかな
季語:大暑(たいしょ)
二十四節気のひとつ。陽暦の七月二十三日頃にあたる。学校も夏休みに入り、暑さも本番となる。
2022年7月22日金曜日
炎帝や熱波東に豪雨西
炎帝や熱波東に豪雨西
今年は猛暑と豪雨の夏になりました。
えんていや ねっぱひがしに ごううにし
季語:炎帝(えんてい)
立夏から立秋の前日までの約三ヶ月間の季節をいう。気象学では夏至から秋分まで。四季の中で最も暑く日差しが強いのが特徴。三夏とは爽やかな暑さの初夏、梅雨どきの蒸し暑さの仲夏、炎暑の晩夏をいう。九夏は夏九十日間のことをいう。
2022年7月21日木曜日
黒南風や不審メールを削除せり
黒南風や不審メールを削除せり
明らかに不審なメールが増えてきて一つ一つ削除です。
くろはえや ふしんめーるを さくじょせり
季語:黒南風(くろはえ)
暗くどんよりとした梅雨の長雨が続く時期に吹く湿った南風のこと。雨が続いて憂鬱な心持ちと、このころの空や雲の色を重ねて「黒」とされた。他に、梅雨中頃の激しい南風を「荒南風」、梅雨明けの明るい空に吹く南風を「白南風」という。
2022年7月20日水曜日
昼すぎて日の射しきたる土用入
昼すぎて日の射しきたる土用入
土用の陽ざしで虫干ししたい頭のテッペンから足のサキまで。
ひるすぎて ひのさしきたる どよういり
季語:土用入(どよういり)
春夏秋冬それぞれに土用はあるが、普通、土用といえば夏の土用のことである。とりわけ夏の土用が取り上げられるのは、陰陽五行や農耕と深くかかわりがあったと思われる。地方によっては、土用の間にしてはならないことなど様々な言い伝えがある。今でも土用の丑の日に鰻を食することなど、生活に深く結びついている。
2022年7月19日火曜日
炎昼やどこまで続くコロナ禍ぞ
炎昼やどこまで続くコロナ禍ぞ
三年目の夏も終わりそうにないコロナ感染の波。
えんちゅうや どこまでつづく ころなかぞ
季語:炎昼(えんみゅう)
真夏の昼間。炎天の炎と昼間の昼からできた言葉。昭和十三年刊行の山口誓子の句集名から広まったという。字の激しさや語感の強さが現代的な感覚を詠むのにも適す。
2022年7月18日月曜日
海の日や鰯の梅煮思ひ出す
海の日や鰯の梅煮思い出す
梅干しを使った料理が好きで鰯の梅煮を食べたくなった海の日。
うみのひや いわしのうめに おもいだす
季語:海の日(うみのひ)
季
国民の祝日の一つ。当初は七月二十日だったが、二〇〇三年から七月の第三月曜日となる。「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日である。
2022年7月17日日曜日
気がつけば二度目の昼寝覚めにけり
気がつけば二度目の昼寝覚めにけり
いつの間に寝たのか、さっきも昼寝から覚めたのに?
きがつけば にどめのひるね さめにけり
季語:昼寝(ひるね)
夏に仮眠をとること。夏は寝不足や暑さによる食欲不振などで衰弱することが多く、回復のために昼寝をする。弁当を終えた仕事師などが、ちょっとした日陰を選んで横になっているのは三尺寝。日陰が三尺ほど移る間の短い眠りであるところからこういわれる。
2022年7月16日土曜日
田も畑も富士の麓も出水かな
田も畑も富士の麓も出水かな
各地で集中豪雨が発生し道路や田畑に被害があったようです。
たもはたも ふじのふもとも でみずかな
季語:出水(でみず)
梅雨どきの集中豪雨によって河川の水かさが増し氾濫すること。台風による洪水は、秋出水といって秋の季語となる。
2022年7月15日金曜日
七月の帳尻合わすような雨
七月の帳尻合わすような雨
記録的に早く明けた梅雨の帳尻を合わせるように雨が降り続きます。
しちがつの ちょうじりあわす ようなあめ
季語:七月(しちがつ)
それぞれの地方によってことなるが、中旬頃までは梅雨の日が続く。梅雨が明けると本格的な極暑の月になる。二十日頃には学校も夏休みに入り、海や山、海外旅行にと行楽の月になる。
2022年7月14日木曜日
戻り梅雨コロナ感染第七波
戻り梅雨コロナ感染第七波
梅雨の暑さと大雨にコロナ感染の第七波が発生してしまいました。
もどりづゆ ころなかんせん だいななは
季語:戻り梅雨(もどりづゆ)
「返り梅雨」、「戻り梅雨」といって、梅雨明けしたかと思ってもまた降り出す雨のこと。
2022年7月13日水曜日
うつうつとうんざり戻り梅雨の窓
うつうつとうんざり戻り梅雨の窓
梅雨が戻ってきたようで梅雨空になって蒸し暑くなりました。
うつうつと うんざりもどり づゆのまど
季語:戻り梅雨(もどりづゆ)
「返り梅雨」、「戻り梅雨」といって、梅雨明けしたかと思ってもまた降り出す雨のこと。
2022年7月12日火曜日
黒南風や生きてくことの難しさ
黒南風や生きてくことの難しさ
梅雨は明けたと思っていたら梅雨が戻ってきました。
くろはえや いきてくことの むずかしさ
季語:黒南風(くろはえ)
季
暗くどんよりとした梅雨の長雨が続く時期に吹く湿った南風のこと。雨が続いて憂鬱な心持ちと、このころの空や雲の色を重ねて「黒」とされた。他に、梅雨中頃の激しい南風を「荒南風」、梅雨明けの明るい空に吹く南風を「白南風」という。
2022年7月11日月曜日
万緑や生きてることの素晴らしさ
万緑や生きてることの素晴らしさ
もくもくと緑の木々の命を感じて生きてることの素晴らしさを思う。
ばんりょくや いきてることの すばらしさ
季語:万緑(ばんりょく)
夏の山野をおおう植物の満目の緑をいう。「茂」よりも広範囲な情景である。
2022年7月10日日曜日
夏の雨参院選の投開票
夏の雨参院選の投開票
真夏の参議院選挙とんでもない出来事がありましたが終わりました。
なつのあめ さんいんせんの とうかいひょう
季語:夏の雨(なつのあめ)
夏の雨の代表的なものは梅雨、夕立など。これら以外の夏の雨の総称。日照り続きの多い夏に降る雨は涼しさをもたらし、恵みの雨となることが多い。
2022年7月9日土曜日
片陰の本屋の奥に目を凝らす
片陰の本屋の奥に目を凝らす
日盛を避けて入った本屋の奥で目を慣らして本をさがす。
かたかげの ほんやのおくに めをこらす
季語:片陰(かたかげ)
午後の日差しが建物や塀などに影をつくる。歩くにも、少しでも日陰を選びたい夏。「緑陰」や「木下闇」とは、区別して用いたい季語。古くから長塀の片蔭などは存在していたのであるが、都市の構造物の変遷もあり、大正以降、よく使われだした季語でもある。
2022年7月8日金曜日
炎昼のへきれき凶弾の波紋
炎昼のへきれき凶弾の波紋
昼時に突然飛び込んできた信じられないニュース。
えんちゅうの へきれき きょうだんのはもん
季語:炎昼(えんちゅう)
真夏の昼間。炎天の炎と昼間の昼からできた言葉。昭和十三年刊行の山口誓子の句集名から広まったという。字の激しさや語感の強さが現代的な感覚を詠むのにも適す。
2022年7月7日木曜日
ほっぺたに目薬あふれ小暑かな
ほっぺたに目薬あふれ小暑かな
目薬が溢れてほっぺたから耳にまでたれて冷たさにビックリ。
ほっぺたに めぐすりあふれ しょうしょかな
季語:小暑(しょうしょ)
二十四節気の一つ。夏至の後十五日目。陽暦で七月七日ごろ。蝉が鳴き始める頃で、小暑の終わりごろから夏の土用に入る。
2022年7月6日水曜日
道沿いのフェンス覆うや蔦青葉
道沿いのフェンス覆うや蔦青葉
久しぶりの散歩、道ぞいに蔦の青葉がどこまでも延びています。
みちぞいの ふぇんすおおうや つたあおば
季語:蔦青葉(つたあおば)
蔦はブドウ科の落葉蔓性の木で、山野に自生する。大木や崖または家の壁などをおおって茂る。夏の滴るような蔦の緑は涼しげでる。秋の紅葉した様も美しい。
2022年7月5日火曜日
抜かりなく熱中症もコロナにも
抜かりなく熱中症もコロナにも
熱中症患者とコロナ感染者の症状が似ているとか。
ぬかりなく ねっちゅうしょうも ころなにも
季語:熱中症(ねっちゅうしょう)
炎天下に長時間、仕事やスポーツを続けると起こる。体温調節中枢が変調を来して様々な症状を起こす。脱水やミネラル欠乏を伴う。高齢者や心臓病などの持病のある場合は命に関わる。
2022年7月4日月曜日
戻り梅雨ものの挟まる奥歯かな
戻り梅雨ものの挟まる奥歯かな
昼食が奥歯の隙間に挟まって一苦労。あっ雨が降ってきました。
もどりづゆ もののはさまる おくばかな
季語:戻り梅雨(もどりづゆ)
季
梅雨が明けたあとに、再び梅雨のような状態に戻ること。返り梅雨。
2022年7月3日日曜日
今年まだ一度も聞かぬ蝉の声
今年まだ一度も聞かぬ蝉の声
真夏の暑さはやってきましたが蝉の声はまだ聞いてないなぁ。
俳ことしまだ いちどもきかぬ せみのこえ
季語:蝉(せみ)
夏、樹木などにへばりついてやかましく鳴声を立てる虫。多くの蝉がいっせいに鳴く騒がしさを時雨にたとえて蝉時雨という。
2022年7月2日土曜日
半夏生今朝の薬の苦きこと
半夏生今朝の薬の苦きこと
今日も暑くなりそう、なんとなく朝食後の薬がいつもより苦い。
はんげしょう けさのくすりの にがきこと
季語:半夏生(はんげしょう)
七十二候の一つ。夏至から十一日目に当たる日、太陽暦では、七月二日頃となる。かつては田植の終期とされた。ドクダミ科の多年草半夏生草が生える頃なのでこの名があると言われる。
2022年7月1日金曜日
七月や梅雨はすっかり明けており
七月や梅雨はすっかり明けており
例年は梅雨末期の大雨の頃なのに今年は真夏のカンカン照り!
しちがつや つゆはすっかり あけており
季語:七月(しちがつ)
季
それぞれの地方によってことなるが、中旬頃までは梅雨の日が続く。梅雨が明けると本格的な極暑の月になる。二十日頃には学校も夏休みに入り、海や山、海外旅行にと行楽の月になる。
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