俳句いきてゆくこと
日々の出来事や思いを俳句にしています
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2024年6月30日日曜日
また一人梅雨空確かめる窓辺
また一人梅雨空確かめる窓辺
窓に顔寄せて雨は止みそうか梅雨空の様子を確かめる人が一人また一人。
またひとり つゆぞらたしかめる まどべ
季語:梅雨空(つゆぞら)
梅雨どきの空模様をいう。空全体が分厚い雲に覆われて鬱陶しい。
2024年6月29日土曜日
雨ならば雨を習いに梅雨ごもり
雨ならば雨を習いに梅雨ごもり
梅雨前線と低気圧の活動が活発なようです。こうなったら雨を詠むか。
あめならば あめをならいに つゆごもり
季語:梅雨籠(つゆごもり)
洗濯物は何日も乾かず、物にはカビが生え、気持ちが滅入る。降りすぎて洪水が起き、道路の陥没(梅雨穴)…人々は外出を控え家に閉じこもりがちになる。
2024年6月28日金曜日
荒梅雨や負けてたまるか丸坊主
荒梅雨や負けてたまるか丸坊主
線状降水帯が発生して大雨ですが災害が起きないように!散髪は丸刈り。
あらづゆや まけてたまるか まるぼうず
季語:荒梅雨(あらづゆ)
梅雨時に災害が発生するような集中豪雨となること。
2024年6月27日木曜日
点滴の外されている朝涼し
点滴の外されている朝涼し
朝目覚めると点滴が外されていました。良かった良かった。
てんてきの はずされている あさすずし
季語:涼し(すずし)
夏の暑さに思いがけず覚える涼しさは格別である。流水や木陰、雨や風を身に受けて安堵する涼もあれば、音感や視覚で感受する涼味もある。朝、夕、晩、夜、宵に涼を添え季語をなす。秋の涼は新涼、初涼といい区別する。
2024年6月26日水曜日
実習は今日はお休み梅雨の窓
実習は今日はお休み梅雨の窓
散歩もできず看護実習もなくてぼんやりと梅雨の空を眺める昼下がり。
じっしゅうは きょうはおやすみ つゆのまど
季語:梅雨(つゆ)
六月ごろ、ひと月にわたって降りつづく長雨。さみだれのこと。ちょうど梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。
2024年6月25日火曜日
梅雨晴間昨日の今日はおとなしく
梅雨晴間昨日の今日はおとなしく
昨日の騒動もあり今日は風呂も入らずおとなしくしていることにします。
つゆはれま きのうのきょうは おとなしく
季語:梅雨晴間(つゆはれま)
梅雨の最中にふと晴天がのぞくこと。洗濯物を干したり、梅干を並べたりと梅雨の最中の貴重な日差しであり、気持ちの良いものである。
2024年6月24日月曜日
点滴棒立て行く梅雨雲の下
点滴棒立て行く梅雨雲の下
肺の受診のために点滴をしながら病院へ向かうは蒸し暑い梅雨空です。
てんてきぼう たてゆく つゆぐものした
季語:梅雨雲(つゆぐも)
梅雨どきの曇り空をいう。重い雲で覆われたどんよりとした空である。
2024年6月23日日曜日
短夜の見回りに来る足音す
短夜の見回りに来る足音す
もう夜明けか朝の見回りの足音がして病棟が動き出す物音がしてくる。
みじかよの みまわりにくる あしおとす
季語:短夜(みじかよ)
短い夏の夜をいう。春分の日から昼の時間が長くなり夜の時間は夏至にいたって、もっとも短くなる。その短さ、はかなさを惜しむ気持ちを重ねて夏の夜を呼んだのが短夜という季語である。
2024年6月22日土曜日
すりおろしリンゴほろほろ梅雨曇
すりおろしリンゴほろほろ梅雨曇
昼食に食べたリンゴは昔食べたすりおろしリンゴで口の中でほろほろと。
すりおろしりんご ほろほろ つゆぐもり
季語:梅雨曇(つゆぐもり)
梅雨どきの曇り空をいう。重い雲で覆われたどんよりとした空である。
2024年6月21日金曜日
入梅や夕映えの行雲遥か
入梅や夕映えの行雲遥か
ようやく梅雨入りしたようで雨が降りましたが夕方晴れて夕焼け空に。
にゅうばいや ゆうばえの こううんはるか
季語:入梅(にゅうばい)
梅雨に入ること。古い暦によれば立春から百二十七日目の六月十一日頃にあたる。以後三十日間ほどが梅雨である。気象庁により 梅雨入り宣言が出される。湿度と共に温度が上がり不快感を覚える。
2024年6月20日木曜日
熱心な看護実習なつつばめ
熱心な看護実習なつつばめ
今年の看護実習が始まりました。週4日3週間よろしくお願います。
ねっしんな かんごじっしゅう なつつばめ
季語:夏燕(なつつばめ)
夏に飛ぶ燕である。燕は、春、南方から渡ってきて繁殖活動に入 る。四月下旬から七月にかけて二回産卵する。雛を育てる頃の燕 は、子燕に餌を与えるため、野や町中を忙しく飛び回る。
2024年6月19日水曜日
水巡り輝く青葉漲るよ
水巡り輝く青葉漲るよ
雨上がりの快晴の空、雨に濡れた青葉がキラキラと煌めいて葉は元気。
みずめぐり きらめくあおは みなぎるよ
季語:青葉(あおば)
おもに落葉樹が青々と茂ったさまをいう。「青葉若葉」というが、若葉がさらに夏の日を浴び、成長して青葉に変わる。初夏の風にさやさやと吹かれていた若葉が、日々勢いよく茂っていく様子は、大自然が 持つ生命力の象徴でもある。
2024年6月18日火曜日
土砂降りや野山の茂右往左往
土砂降りや野山の茂右往左往
天気予報どおりの暴風雨になりました。青葉の木々も人々も右往左往。
どしゃぶりや のやまのしげり うおうさおう
季語:茂(しげり)
夏、草木が盛んに枝葉をおい茂らせること。鬱蒼とした樹木は、夏の強い日差しを遮り、暗い森の中の「滴り」をさそう。山全体の茂もさす。樹木だけではなく、草むらにも用いる。
2024年6月17日月曜日
人生は早寝早起き明易し
人生は早寝早起き明易し
部屋替えをして消灯時間で寝ると熟睡できて目覚めも良くなりました。
じんせいは はやねはやおき あけやすし
季語:明易し(あけやすし)
夏の夜の明けが早いことをいう。科学現象としては短夜と同じだが、短夜は夜が短いことをいうのに対して、明易は、明け急ぐ夜を嘆く思いが増さる。春分を境に一日一日昼の時間が長くなり、夏至にいたってそれが最長になる。場所にもよるが、早いときで午前四時頃には白々としてくる。農作業などをするによく、早起きが楽しい頃である。
2024年6月16日日曜日
この窓は私の青空夏の空
この窓は私の青空夏の空
部屋のベッドの目の前の窓は、たとえ雨でも曇りでも私の青空です。
このまどは わたしのあおぞら なつのそら
季語:夏の空(なつのそら)
五月の空はさわやかで、六月の空はおおむね鬱陶しい。夏空といえばやはり梅雨明けの原色の空ということになろう。真っ青な空に雲の峰が立っているのは、いかにも夏の空らしい。
2024年6月15日土曜日
夏の夜や懐かしき歌声に泪
夏の夜や懐かしき歌声に泪
送ってもらったコンサートの音源の懐かしさに聴き入る夏の夜の泪。
なつのよや なつかしき うたごえになみだ
季語:夏の夜(なつのよ)
日中の暑さがピークを越して、やや過ごし易くなるはずの夜であるが、最近は熱帯夜に悩まされることも多い。しかし夏の夜は遅くまで人通りがあり、寝るのが何となく惜しく夜更かしをしたりする。
2024年6月14日金曜日
夏空や心の準備間に合わぬ
夏空や心の準備間に合わぬ
六月なのに梅雨入り前なのに真夏日だとか猛暑日だとか空が青い青い。
なつぞらや こころのじゅんび まにあわぬ
季語:夏空(なつぞら)
五月の空はさわやかで、六月の空はおおむね鬱陶しい。夏空といえばやはり梅雨明けの原色の空ということになろう。真っ青な空に雲の峰が立っているのは、いかにも夏の空らしい。
2024年6月13日木曜日
落ち着く間もなく部屋替え蝸牛
落ち着く間もなく部屋替え蝸牛
落ち着いてきた部屋をまた移る、蝸牛の
ように
ベッドと呼吸器と共に移動。
おちつくまもなく へやがえ かたつむり
季語:蝸牛(かたつむり)
渦巻き状の薄い殻、伸縮自在の柔らかな体。二本の角を出し、木や草をゆっくりと這う。梅雨のころによく見られる。童謡などにも唄われる。
2024年6月12日水曜日
緑陰や小洒落た猫が現れて
緑陰や小洒落た猫が現れて
草も木も鬱蒼と緑が濃く伸びて緑陰は涼しく見慣れない猫も現れます。
りょくいんや こじゃれたねこが あらわれて
季語:緑陰(りょくいん)
夏の日差しのもとのよく繁った木の陰をいう。日差しが強くなってくると緑陰の涼しさは何よりである。緑陰で読書をしたり昼寝をしたり、家族で食卓を囲んだりするのも楽しい。
2024年6月11日火曜日
梅雨入り遅しこの部屋に来て七日
梅雨入り遅しこの部屋に来て七日
部屋を移って早七日目の朝は快晴でした、梅雨入りは遅くなるようです。
つゆいりおそし このへやに きてなのか
季語:梅雨入り(つゆいり)
梅雨に入ること。古い暦によれば立春から百二十七日目の六月十一日頃にあたる。以後三十日間ほどが梅雨である。気象庁により 梅雨入り宣言が出される。湿度と共に温度が上がり不快感を覚える。
2024年6月10日月曜日
六月やひっくり返す砂時計
六月やひっくり返す砂時計
今年の梅雨入りは遅くなる予報たわむれに砂時計をひっくり返してみる。
ろくがつや ひっくりかえす すなどけい
季語:六月(ろくがつ)
六月と言えば、ほぼ梅雨の時期に当たる。じめじめしていやな季節である一方、稲作には貴重な水をもたらしてくれる。山々は緑におおわれ、夜は蛍が飛び、紫陽花や菖蒲などが花開く月でもある。
2024年6月9日日曜日
ふるさとに水無月ありて走り梅雨
ふるさとに水無月ありて走り梅雨
梅雨時のような雨の日に思い出したのは伯母さん手作りの和菓子の水無月。
ふるさとに みなづきありて はしりづゆ
季語:走り梅雨(はしりづゆ)
梅雨入りする前の五月下旬に、梅雨のごとく降る雨のこと。そのまま梅雨入りすることもあるが、回復して晴れの日が続くこともある。
2024年6月8日土曜日
叶うなら気ままな暮らし夏の蝶
叶うなら気ままな暮らし夏の蝶
部屋替えの日に見た蝶々が今日はこちらの部屋の窓に舞う気ままさがいい。
かなうなら きままなくらし なつのちょう
季語:夏の蝶(なつのちょう)
夏に見かける蝶のこと。アゲハチョウなどが多い。単に蝶では春の季語となる。
2024年6月7日金曜日
喉仏良薬にがし夏の夕
喉仏良薬にがし夏の夕
食後の薬を苦くても苦くなくても喉仏はこくりこくりと飲み込んでくれる。
のどぼとけ りょうやくにがし なつのゆう
季語:夏の夕(なつのゆう)
夏の夕方のこと。なかなか暮れきらないが、日中の日差しもいくらかは和らいですごし易くなる時間。水を打ったり、風鈴を吊ったりして涼を取る。
2024年6月6日木曜日
再生のスマホ画面の初蛍
再生のスマホ画面の初蛍
見せていただいたスマホ画面に舞う初蛍また再生すれば初蛍、でも。
さいせいの すまほがめんの はつぼたる
季語:初蛍(はつぼたる)
夏の夜、水辺で冷たい光を明滅させながら集団で飛び交う昆虫。
その年初めて見られる蛍。
2024年6月5日水曜日
夏蝶や部屋替えの日の朝の窓
夏蝶や部屋替えの日の朝の窓
部屋替えの日の朝に蝶が舞ってきた。移動先の217号室は東向きらしい。
なつちょうや へやがえのひの あさのまど
季語:夏蝶(なつちょう)
夏に見かける蝶のこと。アゲハチョウなどが多い。単に蝶では春の季語となる。
2024年6月4日火曜日
朝一の目薬さして五月晴
朝一の目薬さして五月晴
朝の顔拭きをして朝の目薬をさせばスッキリ晴れた朝の空だ。
あさいちの めぐすりさして さつきばれ
季語:五月晴(さつきばれ)
もともとは梅雨の時期の晴天のこと。陽暦五月のさわやかな晴天とは意味を異にする。炎暑の訪れを予感させる晴れである。
2024年6月3日月曜日
ラジオから「しおさいの詩」松葉散る
ラジオから「しおさいの詩」松葉散る
ラジオから流れてきたしおさいの詩を聴いて故郷の松林を思い出した。
らじおから しおさいのうた まつばちる
季語:松葉散る(まつばちる)
松は雌雄同株の針葉常緑高木で、古来、長寿の象徴として尊ばれてきた。春に「松の芯」と呼ばれる新芽をだし、新しい葉を出したあとに古い葉を落葉させる。音もなくいつのまにか落ちている。
2024年6月2日日曜日
ViaNovaの歌声吹き渡る緑かな
ViaNovaの歌声吹き渡る緑かな
女声コーラスの澄んだ歌声は新緑の道に響き渡り枕辺まで届いてきます。
ヴィアノヴァのうたごえ ふきわたる みどりかな
季語:緑(みどり)
初夏の初々しい若葉の緑をいう。その頃のさわやかな気候ともあいまって、目にしたものの気持ちを清々しくしてくれる。また段々と緑を増してゆく木々の微妙な色の違いも、この季節ならではのもの。
2024年6月1日土曜日
入院の入浴の日が更衣
入院の入浴の日が更衣
更衣の習慣はなくなってきましたが病院での入浴の日の着替えが更衣。
にゅういんの にゅうよくのひが ころもがえ
季語:更衣(ころもがえ)
江戸時代、四月一日と書いて「わたぬき」と読んだ。この日に綿入れを脱いだからだという。今では冬から春に着用していた衣を夏物に替えることをいう。
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