2024年8月31日土曜日

今日どうする明日どうする台風来

今日どうする明日どうする台風来

迷走台風が近づいてきて大雨の予報、通勤の安全が確保できるか心配そう。
 きょうどうする あしたどうする たいふうく
季語:台風(たいふう)
北西太平洋か南シナ海あたりに発生する熱帯低気圧で、最大風速が約毎秒十七メートル以上のものをいう。二百十日の実りのころに日本を襲い、深甚な被害をもたらすこともしばしばである。

2024年8月30日金曜日

天地の音立つ流れ秋出水

天地の音立つ流れ秋出水

台風が来る前に記録的な大雨となり山を崩し大地を泥水が音立てて流れる。
 あめつちの おとたつながれ あきでみず
季語:秋出水(あきでみず)
盆過ぎの集中豪雨や台風がもたらす雨で河川の水があふれること。収穫を前にした田が台無しになることもある。

2024年8月29日木曜日

台風はまだ遠いはず水を飲む

台風はまだ遠いはず水を飲む

強い勢力の迷走台風の影響で遠く離れたところにも大雨や竜巻が発生!
 たいふうは まだとおいはす みずをのむ
季語:台風(たいふう)
北西太平洋か南シナ海あたりに発生する熱帯低気圧で、最大風速が約毎秒十七メートル以上のものをいう。二百十日の実りのころに日本を襲い、深甚な被害をもたらすこともしばしばである。

2024年8月28日水曜日

海風がジトッ頑固な法師蝉

海風がジトッ頑固な法師蝉

三週間ぶりの散歩は湿気を持った海風に吹かれ、ツクツクホーシの声が!
 うみかぜが じとっがんこな ほうしぜみ
季語:法師蝉(ほうしぜみ)
確かにツクツクホーシツクツクホーシと聞こえてくる。うまい名をつけたものである。鳴き声を聞いていると一段と秋が深まり行くようである。蜩よりもこちらが長生き。寒蝉ともいう。

2024年8月27日火曜日

日がな一日台風のニュースかな

日がな一日台風のニュースかな

非常に強く発達した台風の予想進路が定まらずニュースは一日中伝えています。
 ひがないちにち たいふうの にゅーすかな
季語:台風(たいふう)
北西太平洋か南シナ海あたりに発生する熱帯低気圧で、最大風速が約毎秒十七メートル以上のものをいう。二百十日の実りのころに日本を襲い、深甚な被害をもたらすこともしばしばである。

2024年8月26日月曜日

秋暑し飽食の今米不足

秋暑し飽食の今米不足

昨年の猛暑やインバウンドや防災用の備蓄などの影響で米不足とは?!
 あきあつし ほうしょくのいま こめぶそく
季語:秋暑し(あきあつし)
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。

2024年8月25日日曜日

うたたねの吾を一喝日雷

うたたねの吾を一喝日雷

穏やかな日曜日いつの間にかうたた寝をしていて突然の稲光と雷鳴に!
 うたたねの われをいっかつ ひがみなり
季語:日雷(ひがみなり)
晴天に起こる雷で、雨を伴わないもの。

2024年8月24日土曜日

庭池の水面に揺らす月涼し

庭池の水面に揺らす月涼し

子供のころ本家の庭に祖父が鯉を育てていた池があり水遊びの思い出が。
 にわいけの みなもにゆらす つきすずし
季語:月涼し(つきすずし)
夏の夜といっても暑苦さに変りはないが、古来より暑い昼が去って、夏の夜空に煌々と輝く月に涼しさを感じるというのが本意である。           

2024年8月23日金曜日

一点差嗚呼それぞれの夏終る

一点差嗚呼それぞれの夏終る

タイブレークとなった決勝戦は一点差に泣き笑う結果で夏が終りました。
 いってんさ ああそれぞれの なつおわる
季語:夏終る(なつおわる)
夏の終りである。果てる、終る、の語には物悲しい思いがつきまとう。帰省や避暑などが終わり、去り行く夏が惜しまれる。

2024年8月22日木曜日

残暑お見舞い一句申し上げます

残暑お見舞い一句申し上げます

暦の上では処暑となりましたが残暑厳しい頃、いかがお過ごしですか。
 ざんしょおみまい いっく もうしあげます
季語:残暑(ざんしょ)
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。

2024年8月21日水曜日

朝焼の雲の棚引く静かさよ

朝焼の雲の棚引く静かさよ

日の出の時間が少し遅くなってきて朝焼の雲が秋の気配をただわせます。
 あさやけの くものたなびく しずかさよ
季語:朝焼(あさやけ)
太陽の光が大気層を通過する時の散乱現象で、日の出の時に東の空が紅黄色に染まることをいう。夏が最も色鮮やかで、天気が下り坂になる前兆でもある。

2024年8月20日火曜日

おしまいの線香花火おとなしく

おしまいの線香花火おとなしく

手花火の派手なものから始めて残った線香花火を一人一本づつ神妙に。
 おしまいの せんこうはなび おとなしく
季語:線香花火(せんこうはなび)
線香花火は、日本のおもちゃ花火の代表的一種で、手持ち花火の一種。花火線香(はなび せんこう)ともいう。江戸時代前期に開発された。
その名は、ゼラチンで練った黒色火薬を稲藁の先に塗って火をつけ、香炉に線香のように立てて遊んだことに由来するとされる。

2024年8月19日月曜日

飲み込みの遅き食道秋の雷

飲み込みの遅き食道秋の雷

CT検査で、食道に食べたものや飲んだものが残っているとの診断が!
 のみこみの おそきしょくどう あきのらい
季語:秋の雷(あきのらい)
たんに雷といえば夏の季語であるが、秋にも入道雲が湧いて雷が鳴ったり、寒冷前線の影響で雷雨がもたらされたりする。

2024年8月18日日曜日

ラジオ体操の歌唄う花芙蓉

ラジオ体操の歌唄う花芙蓉

ラジオ体操にゆく朝にお向かいの家の庭にいつも芙蓉の花が咲いていたっけ。
 らじおたいそうの うたうたう はなふよう
季語:花芙蓉(はなふよう)
アオイ科の落葉低木。高さは一・五~三メートル。八月から十月 にかけて白、あるいは淡紅色の五弁の花を咲かせるが、夕方には しぼんでしまう。咲き終わると薄緑色の莟のような実ができる。観賞用として庭などに植えられる。

2024年8月17日土曜日

精霊蜻蛉や100年の甲子園

精霊蜻蛉や100年の甲子園

熱戦に沸く100年目の甲子園球場、今日も精霊蜻蛉が飛び交います。
 しょうりょうとんぼや ひゃくねんの こうしえん
季語:精霊蜻蛉(しょうりょうとんぼ)
精霊祭り(盂蘭盆)のころ現れるトンボ類の俗称。ウスバキトンボをさすことが多い。

2024年8月16日金曜日

台風の目ブラックホールみたいだ

台風の目ブラックホールみたいだ

発達した台風の衛星画像は渦巻銀河のようで目はプラックホールのようだ。
 たいふうのめ ぶらっくほーる みたいだ
季語:台風の目(たいふうのめ)
台風の雲の渦巻きの中心部にできる、雲のない空洞部分のことである。台風の目の空洞の外壁となる部分は雲が壁状を成し、英語では「eyewall(アイ・ウォール)」と呼び、日本語で「目の壁」あるいは「眼の壁雲」と言われる。

2024年8月15日木曜日

滑り込む一塁ベース冷奴

滑り込む一塁ベース冷奴

九回ツーアウト三塁も内野ゴロで試合終了。0対2で二回戦敗退残念!
 すべりこむ いちるいべーす ひややっこ
季語:冷奴(ひややっこ)
水や氷で冷やした豆腐を三センチ角ほどのさいの目に切り、冷水の鉢に盛ったり、青竹を器にしたりして、生姜、紫蘇、削りぶしなどを薬味として食べる。見た目にも涼味を感じる手軽で庶民的な夏の料理。酒の肴にもよくあう。

2024年8月14日水曜日

満塁や伝令走る蜻蛉飛ぶ

満塁や伝令走る蜻蛉飛ぶ

熱戦が続く甲子園、満塁のピンチにベンチから伝令が走り蜻蛉が飛び交う。
 まんるいや でんれいはしる とんぼとぶ
季語:蜻蛉(とんぼ)
鬼やんま、塩辛蜻蛉、蜻蛉釣トンボ目に属する昆虫の総称。あきつ、やんまなどともいう。腹部は細長く円筒状。透明な二対の翅で飛び、大きな複眼を持つ。日本国をさす「あきつしま」は、蜻蛉が尾を咥えあった形に似ているからという故事による。

2024年8月13日火曜日

秋を待つテーブルの上片付けて

秋を待つテーブルの上片付けて

立秋を過ぎても暑い!テーブルの上を片付けて秋の涼しさを待ちます。
 あきをまつ てーぶるのうえ かたづけて
季語:秋を待つ(あきをまつ)
夏の暑さから開放されるべく、秋の訪れを待ちわびる気持ち。

2024年8月12日月曜日

秋暑し痒きところにとどかぬ手

秋暑し痒きところにとどかぬ手

ただでさえ暑いのに手がとどかない頭が背中が痒くなって余計に暑くなる。
 あきあつし かゆきところに とどかぬて
季語:秋暑し(あきあつし)
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。

2024年8月11日日曜日

青桐を仰ぎ見ていた少年は

青桐を仰ぎ見ていた少年は

夏休みに庭の青桐を登れないかと仰ぎ見ていたのは六十年後の私です。
 あおぎりを あおぎみていた しょうねんは
季語:青桐(あおぎり)
梧桐は、大きな葉だけでなく幹もすがすがしい緑色をしているので夏の季語とされる。幹が青く、葉が桐に似ているのでこの名がある。

2024年8月10日土曜日

クーリングタイム片蔭のベンチ裏

クーリングタイム片蔭のベンチ裏

五回を終わって同点の甲子園、内野は日陰でも外野は日盛りの甲子園。
 くーりんぐたいむ かたかげの べんちうら
季語:片蔭(かたかげ)
午後の日差しが建物や塀などに影をつくる。歩くにも、少しでも日陰を選びたい夏。「緑陰」や「木下闇」とは、区別して用いたい季語。古くから長塀の片蔭などは存在していたのであるが、都市の構造物の変遷もあり、大正以降、よく使われだした季語でもある。

2024年8月9日金曜日

末伏の夜を突き上ぐる震度四

末伏の夜を突き上ぐる震度四

南海トラフを気にしていると神奈川県西部で地震!小田原市は震度四。
 まっぷくの よをつきあぐる しんどよん
季語:末伏(まっぷく)
陰陽五行説に基づく選日のひとつ。夏至の後、第三の庚の日を初伏、第四の庚の日を中伏、立秋後の第一の庚の日を末伏といい、それを総称して三伏という。七月中旬から八月上旬の酷暑の頃である。

2024年8月8日木曜日

震えたる南海トラフ晩夏光

震えたる南海トラフ晩夏光

日向灘で発生した地震は南海トラフ巨大地震の予兆かもしれないとか。
 ふるえたる なんかいとらふ ばんかこう
季語:晩夏(ばんな)
暦の上では夏の終わりだが、暑さまだまだ衰えを見せない。しか し朝夕に吹く風に秋が近いことを感じるのもこのごろ。去り行く 夏への感慨も湧いてくる。

2024年8月7日水曜日

枝の先祈るかたちの空蝉よ

枝の先祈るかたちの空蝉よ

遠くで雷が鳴っている、枝の先では蝉の殻が何かを祈り続けている。
 えだのさき いのるかたちの うつせみよ
季語:空蝉(うつせみ)
蝉のぬけ殻のこと。もともと「現し身」「現せ身」で、生身の人間をさしたが、のちに、「空せ身」空しいこの身、魂のぬけ殻という反対の意味に転じた。これが、「空蝉」蝉のぬけ殻のイメージと重なった。

2024年8月6日火曜日

日雷!株価暴落暴騰す

日雷!株価暴落暴騰す

昨日暴落した株価が今日は暴騰、世の中何が起きるかわかりません。
 ひがみなり かぶかぼうらく ぼうとうす
季語:日雷(ひがみなり)
晴天に起こる雷で、雨を伴わないもの。積乱雲の中などで雲と雲、雲と地上の間で放電現象が起きたもの。電光が走った後に雷鳴がとどろく。光と音の時間差でその遠近を測る。

2024年8月5日月曜日

水風呂で百まで数え百日紅

水風呂で百まで数え百日紅

夏の思い出の一つは水風呂に浸かって百まで数えて出たときの爽快感。
 みずぶろで ひゃくまでかぞえ さるすべり
季語:百日紅(さるすべり)
梅雨明けごろから九月末まで咲き続ける木の花。「百日紅(ひゃくじつこう)」の名は、百日ものあいだ咲きつづけることに由来する。花の色は紅のほかに白、紫もある。樹幹の肌が滑らかで、「猿も滑る」ところからこの名がある。

2024年8月4日日曜日

雲の峰舌に溶けゆくラムネ菓子

雲の峰舌に溶けゆくラムネ菓子

夏の雲を見ていて子供の頃よく食べたラムネ菓子の食感を思い出した。
 くものみね したにとけゆく らむねがし
季語:雲の峰(くものみね)
盛夏、聳え立つ山並みのようにわき立つ雲。積乱雲。夏といえば入道雲であり、夏の代名詞である。強い日差しを受けて発生する激しい上昇気流により、巨大な積雲に成長して行く。地方により坂東太郎・丹波太郎・信濃太郎・石見太郎・安達太郎・比古太郎などとよばれる。

2024年8月3日土曜日

眩しかった東京の子の夏帽子

眩しかった東京の子の夏帽子

子供の頃、夏休みに遊びに来た従兄弟の夏帽子が眩しかったなぁ。
 まぶしかった とうきようのこの なつぼうし
季語:夏帽子(なつぼうし)
夏にかぶる帽子。麦藁帽やパナマ帽も夏帽子であるが、どちらかといえば女性のかぶる鍔広の真っ白な帽子にその印象が濃い。

2024年8月2日金曜日

空の青それだけでいい日の盛

空の青それだけでいい日の盛

今日も快晴の青い空が広かって、この空の青さえあれば暑さも平気です!
 そらのあお それだけでいい ひのさかり
季語:日の盛(ひのさかり)
夏の一日、最も太陽の強く照りつける正午頃から三時頃までをいう。人間も動物も暑さにじっと耐えるひと時である。

2024年8月1日木曜日

八月やここが胸突き八丁ぞ

八月やここが胸突き八丁ぞ

八月になりました。暑さのピークはこれからです。踏ん張っていくぞ!
 ほちがつや ここがむなつき はっちょうぞ
季語:八月(はちかつ)
立秋を迎え、暦の上では夏から秋へと季節はかわる月。実際にはしばらく暑い日が続くが、そうしたなかにも暑さはさかりを越え、徐々に秋の気配が濃くなってゆく。