2021年7月31日土曜日

看護師の光る笑顔の腕の汗

看護師の光る笑顔の腕の汗

夏の介護は大変そう、いつもありがとうございます。
かんごしの ひかるえがおの うでのあせ
季語:汗(あせ)
皮膚にある汗腺から出る分泌物。暑いと盛んに出て皮膚を濡らすが、風が吹くと、汗が体温を下げので涼しい。

2021年7月30日金曜日

草取の後の一杯何にしよ

草取の後の一杯何にしよ

日盛の雑草の草取は大変、後の一杯を楽しみに黙々と。
くさとりの あとのいっぱい なんにしよ
季語:草取(くさとり)
田や畑、庭などの雑草を取り除くこと。また、その作業をしている人。夏は雑草も勢いよく成長し、いたるところにはびこる。暑いさなかにしゃがんだり腰を曲げたりして草取をすることは大変な労働だが、やり終えた後のすがすがしさは格別である。

2021年7月29日木曜日

土用の丑の鰻の蒲焼風

土用の丑の鰻の蒲焼風

年に一度は鰻の蒲焼を食べたいもの、鰻の蒲焼風で我慢。
どようのうしの うなぎのかばやき ふう
季語:土用(どよう)
春夏秋冬それぞれに土用はあるが、普通、土用といえば夏の土用のことである。とりわけ夏の土用が取り上げられるのは、陰陽五行や農耕と深くかかわりがあったと思われる。地方によっては、土用の間にしてはならないことなど様々な言い伝えがある。今でも土用の丑の日に鰻を食することなど、生活に深く結びついている。

2021年7月28日水曜日

逆光に灼かれてしまう夏つばめ

逆光に灼かれてしまう夏つばめ

リハビリの後外に出ると真夏の光の中を飛び交う夏燕。
ぎゃっこうに やかれてしまう なつつばめ
季語:夏燕(なつつばめ)
夏に飛ぶ燕である。燕は、春、南方から渡ってきて繁殖活動に入る。四月下旬から七月にかけて二回産卵する。雛を育てる頃の燕は、子燕に餌を与えるため、野や町中を忙しく飛び回る。

2021年7月27日火曜日

ナイターの高揚感や雨の月

ナイターの高揚感や雨の月

サッカーとソフトボールの試合はどちらも大接戦でした。
ないたーの こうようかんや あめのつき
季語:ナイター(ないたー)
夜間に照明をつけて行われる、野球・サッカーなどの試合。ナイトゲーム。

2021年7月26日月曜日

電光石火のスマッシュ光る夏

電光石火のスマッシュ光る夏

卓球の混合ダブルスすごい試合でした。
でんこうせっかの すまっしゅ ひかるなつ
季語:夏(なつ)
四季の第二。春と秋の間で、暦の上では立夏から立秋の前日まで(陰暦の4月から6月まで)をいい、天文学では夏至から秋分までをいう。一年中で最も高温・多湿で、日中が長い。

2021年7月25日日曜日

日盛りのタイブレーカー無観客

日盛りのタイブレーカー無観客

ソフトボールの白熱したゲームなのに無観客のスタジアム。
ひざかりの たいぶれーかー むかんきゃく
季語:日盛り(ひざかり)
夏の一日、最も太陽の強く照りつける正午頃から三時頃までをいう。人間も動物も暑さにじっと耐えるひと時である。

2021年7月24日土曜日

JUDOのメダル金銀夏の月

JUDOのメダル金銀夏の月

柔道の決勝は接戦の末、女子は銀メダル男子は金メダル!
じゅうどうの めだるきんぎん なつのつき
季語:夏の月(なつのつき)
夏の夜といっても暑苦さに変りはないが、古来より暑い昼が去って、夏の夜空に煌々と輝く月に涼しさを感じるというのが本意である。

2021年7月23日金曜日

開会の言葉の長き熱帯夜

開会の言葉の長き熱帯夜

聖火が灯るのを見たくて結局最後まで見てしまった。
かいかいの ことばのながき ねったいや
季語:熱帯夜(ねったいや)
暑くて寝苦しい夜。最低気温が摂氏二十五度を越えた夜をいう。

2021年7月22日木曜日

オリンピック前のゴタゴタ大暑なり

オリンピック前のゴタゴタ大暑なり

楽しみにしていたオリンピック、どうなることか。
おりんぴっく まえのごたごた たいしょなり
季語:大暑(たいしょ)
二十四節気のひとつ。陽暦の七月二十三日頃にあたる。学校も夏休みに入り、暑さも本番となる。

2021年7月21日水曜日

空蝉や城の家紋は七曜紋

空蝉や城の家紋は七曜紋

蝉の成虫は七日の命だとか。城主の家紋は七曜紋でした。
うつせみや しろのかもんは しちようもん
季語:空蝉(うつせみ)
蝉のぬけ殻のこと。もともと「現し身」「現せ身」で、生身の人間をさしたが、のちに、「空せ身」空しいこの身、魂のぬけ殻という反対の意味に転じた。これが、「空蝉」蝉のぬけ殻のイメージと重なった。

2021年7月20日火曜日

目覚めたること嬉し夏の暁

目覚めたること嬉し夏の暁

久しぶりによく眠れて目覚めた夏の朝。
めざめたること うれし なつのあかつき
季語:夏の暁(なつのあかつき)
夏は明けが早いので四時から五時頃までには空が白んでくる。美しい朝焼けの日も多く、気温も上がらないので清々しくすごせる一時でもある。

2021年7月19日月曜日

朝凪や薬の名前はうろ覚え

朝凪や薬の名前はうろ覚え

薬の名前は覚えにくいもの、覚えたつもりが一文字違い。
あさなぎや くすりのなまえは うろおぼえ
季語:朝凪(あさなぎ)
夏の朝、海岸地帯で、海風と陸風が吹き変わるときの無風状態をいう。海面はべた凪となる。陸と海の気温差をなくすために起こる現象で、朝凪が過ぎると海風が吹き出す。

2021年7月18日日曜日

白南風やスカイブルーのナース服

白南風やスカイブルーのナース服

色んな色のナース服がありますがスカイブルーが爽やか。
しらはえや すかいぶるーの なーすふく
季語:白南風(しらはえ)
梅雨が終わり空が明るくなった頃、南東方面から吹いてくる夏の季節風。暗い梅雨空に吹く南風を黒南風というのに対して、梅雨明けの明るい空に吹く風を白南風という。

2021年7月17日土曜日

遠浅の浜辺に立ちし入道雲

遠浅の浜辺に立ちし入道雲

入道雲を見るとふるさとの遠浅の海岸を思い出す。
とおあさの はまべにたちし にゅうどうぐも
季語:入道雲(にゅうどうぐも)
盛夏、聳え立つ山並みのようにわき立つ雲。積乱雲。夏といえば入道雲であり、夏の代名詞である。強い日差しを受けて発生する激しい上昇気流により、巨大な積雲に成長して行く。

2021年7月16日金曜日

梅雨明の嬉しくもあり嬉しくもなし

梅雨明の嬉しくもあり嬉しくもなし

待ち望んでいた梅雨明ですが猛暑を思うと嬉しさも半分。
つゆあけの うれしくもあり うれしくもなし
季語:梅雨明(つゆあけ)
梅雨が終ること。暦の上では入梅から三十日後とされる。梅雨前線が北上し、洋上に抜けると梅雨明けとなる。梅雨明け前は雷鳴を伴った豪雨となることも多く、その後は真青な夏空となる。

2021年7月15日木曜日

悩んでもしょうがないこと梅雨夕焼

悩んでもしょうがないこと梅雨夕焼

夕焼け空、明日になればいい考えが浮かぶかも知れない。
なやんでも しょうがないこと つゆゆやけ
季語:梅雨夕焼(つゆゆやけ)
梅雨時の夕焼けのこと。水蒸気が多いため、色が鮮やかに見える。

2021年7月14日水曜日

梅雨は梅雨猫は猫背でありにけり

梅雨は梅雨猫は猫背でありにけり

梅雨曇の生暖かい道のそこここに猫がのんびりと。
つゆはつゆ ねこはねこぜで ありにけり
季語:梅雨(つゆ)
六月ごろ、ひと月にわたって降りつづく長雨。さみだれのこと。ちょうど梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。

2021年7月13日火曜日

白シャツの飾り気のない笑顔かな

白シャツの飾り気のない笑顔かな

インタビューに笑顔で答える白シャツのオオタニサン。
しろしゃつの かざりけのない えがおかな
季語:白シャツ(しろしゃつ)
暑さをしのぐによい、木綿、麻、絹、化繊などの生地で作るシャツ。純白や淡い色が多い。

2021年7月12日月曜日

百日紅風呂を空焚きしてしまひ

百日紅風呂を空焚きしてしまひ

昔の家は五右衛門風呂で水を入れ忘れ空焚きしたことが。
さるすべり ふろをからだき してしまい
季語:百日紅(さるすべり)
梅雨明けごろから九月末まで咲き続ける木の花。「百日紅(ひゃくじつこう)」の名は、百日ものあいだ咲きつづけることに由来する。花の色は紅のほかに白、紫もある。樹幹の肌が滑らかで、「猿も滑る」ところからこの名がある。

2021年7月11日日曜日

夏が好きなどと言ってはみたものの

夏が好きなどと言ってはみたものの

やっぱり暑すぎて湿度が高い夏は苦手です。
なつがすき などといっては みたものの
季語:夏(なつ)
四季の第二。春と秋の間。暦の上では立夏から立秋の前日まで(陰暦の4月から6月まで)をいい、天文学では夏至から秋分までをいう。一年中で最も高温・多湿で、日中が長い。

2021年7月10日土曜日

仰臥位の背の蒸し器めく暑さかな

仰臥位の背の蒸し器めく暑さかな

晴れれば晴れたで、この蒸し暑さ。
ぎょうがいの せのむしきめく あつさかな
季語:暑さ(あつさ)
北太平洋高気圧から吹き出す風が高温と湿気をももたらし、日本列島の夏季はたびたび耐え難い蒸し暑さに見舞われる。しかしこの暑さなくして秋の実りも有り得ず、恵みの暑さでもある。

2021年7月9日金曜日

夏木立一葉一葉に雨の糸

夏木立一葉一葉に雨の糸

静かな糸のような雨が緑の木々に降りそそいでいます。
なつこだち ひとはひとはに あめのいと
季語:夏木立(なつこだち)
夏、青々と葉を茂らせた木立をいう。生命力みなぎる木々の日陰は、人々にほっと息をつかせる場所である。「夏木立」は数本をさし、一本の木のときは「夏木」という。

2021年7月8日木曜日

万緑の小雨の中の古刹かな

万緑の小雨の中の古刹かな

法多山尊永寺と応声教院の長い歴史を感じました。
ばんりょくの こさめのなかの こさつかな
季語:万緑(ばんりょく)
夏の山野をおおう植物の満目の緑をいう。「茂」よりも広範囲な情景である。

2021年7月7日水曜日

七夕の願いと愚痴のありったけ

七夕の願いと愚痴のありったけ

七夕の願いより多い不満と愚痴。
たなばたの ねがいとぐちの ありったけ
季語:七夕(たなばた)
旧暦七月七日の夜、またはその夜の行事。織姫と彦星が天の川を渡って年に一度合うことを許される夜である。地上では七夕竹に願い事を書いた短冊を飾り、この夜を祝う。

2021年7月6日火曜日

雨上がりひらひら梅雨の蝶ましろ

雨上がりひらひら梅雨の蝶ましろ

雨がやんだ窓辺に真っ白な蝶が舞ってきました。
あめあがり ひらひら つゆのちょうましろ
季語:梅雨の蝶(つゆのちょう)
梅雨の晴れ間をとぶ蝶。

2021年7月5日月曜日

ぶつぶつとはねるレコード梅雨長し

ぶつぶつとはねるレコード梅雨長し

子供の頃、家が古くてレコードの針がとんでとんで。
ぶつぶつと はねるれこーど つゆはがし
季語:梅雨(つゆ)
六月ごろ、ひと月にわたって降りつづく長雨。さみだれのこと。ちょうど梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。

2021年7月4日日曜日

念入りに毛並み繕う梅雨の猫

念入りに毛並み繕う梅雨の猫

窓の外の避難階段の下で念入りに毛繕いをする猫。
ねんいりに けなみつくろう つゆのねこ
季語:梅雨(つゆ)
六月ごろ、ひと月にわたって降りつづく長雨。さみだれのこと。ちょうど梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。

2021年7月3日土曜日

荒梅雨や為す術もなき土石流

荒梅雨や為す術もなき土石流

人知の及ばぬ自然の猛威の凄まじさ。
あらづゆや なすすべもなき どせきりゅう
季語:荒梅雨(あらづゆ)
梅雨時の激しい雨

2021年7月2日金曜日

半夏生明日は明日の風が吹く

半夏生明日は明日の風が吹く

いま人生のどのあたりにいるのだろう、半ば過ぎか。
はんげしょう あしたはあしたの かぜがふく
季語:半夏生(はんげしょう)
七十二候の一つ。夏至から十一日目に当たる日、太陽暦では、七月二日頃となる。かつては田植の終期とされた。ドクダミ科の多年草半夏生草が生える頃なのでこの名があると言われる。

2021年7月1日木曜日

水無月の雨脚白し竹林

水無月の雨脚白し竹林

いよいよ梅雨の末期の大降りになってきました。
みなづきの あまあししろし たけばやし
季語:水無月(みなづき)
陰暦六月、陽暦の七月ころにあたる。炎暑のため、水が涸れ尽きて地上に水の無い月と解されている。酷暑にあえぎながら風待つうちに、時に雷鳴や夕立を催し、夕暮れの涼しさには秋の気配を覚えるといった時候である。この月の晦日に夏越の祓を行い、身を清める。