俳句いきてゆくこと
日々の出来事や思いを俳句にしています
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2022年2月28日月曜日
繰り返す愚かな歴史二月尽く
繰り返す愚かな歴史二月尽く
歴史は繰り返すとは言いますが戦争はやめなければなりません。
くりかえす おろかなれきし にがつつく
季語:二月尽く(にがつつく)
二月の終わること。しだいに日が長くなり、寒さが緩んでくるころ。
2022年2月27日日曜日
鳥帰るそこは平和なのだろうか
鳥帰るそこは平和なのだろうか
残念ながら世界は平和ではない、はたして鳥が帰るところは?
とりかえる そこはへいわ なのだろうか
季語:鳥帰る(とりかえる)
日本で越冬した渡り鳥が北方へ去ること。雁、鴨、白鳥、鶴等に代表される。
2022年2月26日土曜日
探しもの見つかったらし鳥帰る
探しもの見つかったらし鳥帰る
朝から看護師さんが探していたものは見つかったようです。
さがしもの みつかったらし とりかえる
季語:鳥帰る(とりかえる)
日本で越冬した渡り鳥が北方へ去ること。雁、鴨、白鳥、鶴等に代表される。
2022年2月25日金曜日
キエフの空に上る黒煙凍返る
キエフの空に上る黒煙凍返る
戦争が起きるかもしれない時、何をすればいいのだろうか。
きえふのそらに あがるこくえん いてかえる
季語:冴返る(さえかえる)
春さき、暖かくなりかけたかと思うとまた寒さが戻ってくること。一度暖かさを経験しただけに、より冴え冴えとしたものを感じさせる。
2022年2月24日木曜日
春の月屋根に佇む猫の影
春の月屋根に佇む猫の影
ふと月を見たとき屋根の上に猫がいることに気がつきました。
はるのつき やねにたたずむ ねこのかげ
季語:春の月(はるのつき)
空気中の水分が増す春は、月も潤んだ感じがする。「秋の月はさやけきを賞で、春の月は朧なるを賞づ」と昔から言われる。月といえば秋の月をさすので、春の一字を加えて春季とする。
2022年2月23日水曜日
春炬燵うだり這い出てきたる猫
春炬燵うだり這い出てきたる猫
寒がりの猫も炬燵の中でうだってフラフラと這い出てきました。
はるごたつ うだりはいでて きたるねこ
季語:春炬燵(はるごたつ)
立春をすぎてもそのまま置いてある炬燵。立春後も寒さが続くので、名残り惜しくなかなかしまうことができない。
2022年2月22日火曜日
朝寝して居眠りをして猫になる
朝寝して居眠りをして猫になる
テレビを見ていてウトウトしたら猫になった夢を見た。
あさねして いねむりをして ねこになる
季語:朝寝(あさね)
春は寝心地がよく、たとえ十分な睡眠をとっていても、いつまでもうつらうつらと温かい寝床にくるまっていたいもの。猛浩然の「春眠暁を覚えず」を出典とする。「春眠」から派生した言葉。春の駘蕩とした気分をあらわしている。
2022年2月21日月曜日
尖って突っ突いてくる木の芽風
尖って突っ突いてくる木の芽風
木の芽を吹いてくる風は固く尖った感じがします。
とんがって つっついてくる このめかぜ
季語:木の芽風(こめかぜ)
樹木の芽吹きは、春先に見られる現象であるが、年一回春先にだけ芽吹く植物と主に春と秋の年数回芽吹く植物が存在する。また、春以外に、枝が折れたり選定などで伐採されると、新しい芽を出すために芽吹く場合がある。木の芽の彩は、植物により異なる。それは、芽吹き初期の成長速度の違いや葉表面の毛の有無のためである。新しい芽は、葉や茎の組織が柔らかいため、有毒成分を含まず香りや味が良い植物であれば食用にされる。(藤吉正明記)
2022年2月20日日曜日
カーリングストーンショット風光る
カーリングストーンショット風光る
カーリングストーンの行方にドキドキハラハラして、銀メダル!
かーりんぐ すとーんしょっと かぜひかる
季語:風光る(かぜひかる)
春風がきらきらと光り輝くように感じられることをいう。陽光の踊るような明るさに、風にゆらぐ景色もまばゆい。春の到来のよろこびや希望を、吹く風に託した言葉。
2022年2月19日土曜日
昨日より緩き雨水の朝の粥
昨日より緩き雨水の朝の粥
今朝のお粥は昨日より緩くて水っぽい。
きのうより ゆるきうすいの あさのかゆ
季語:雨水(うすい)
二十四節気のひとつ。立春の後十五日、二月二十日頃。氷雪が溶け水となり、雪が雨に変わること。草木の芽生えが始まり農耕の備えを始める目安になる。
2022年2月18日金曜日
冴返る賞味期限はあと四日
冴返る賞味期限はあと四日
鮪の角煮の賞味期限はあと四日だと気がついた。
さえかえる しょうみきげんは あとよっか
季語:冴返る(さえかえる)
春さき、暖かくなりかけたかと思うとまた寒さが戻ってくること。一度暖かさを経験しただけに、より冴え冴えとしたものを感じさせる。
2022年2月17日木曜日
梅咲くや飛んでゆきたしふるさとへ
梅咲くや飛んでゆきたしふるさとへ
鳥のように飛梅のようにふるさとへ飛んで行けたら。
うめさくや とんでゆきたし ふるさとへ
季語:梅(うめ)
梅は早春の寒気の残る中、百花にさきがけて白色五弁の花を開く。「花の兄」「春告草」とも呼ばれ、その気品ある清楚な姿は、古くから桜とともに日本人に愛され、多くの詩歌に詠まれてきた。香気では桜に勝る。
2022年2月16日水曜日
一心に梅の蜜吸う目白かな
一心に梅の蜜吸う目白かな
白梅に二羽の目白が盛んに蜜を吸っていました。
いっしんに うめのみつすう めじろかな
季語:目白(めじろ)
十二センチくらいのメジロ科の留鳥。目のまわりに光沢のある白い環があるので、この名がある。性格が穏やかでよく群れをなす。
2022年2月15日火曜日
春愁のギター弾きたい指がある
春愁のギター弾きたい指がある
ふと昔弾いたギターが懐かしく思い出されました。
しゅんしゅうの ぎたーひきたい ゆびがある
季語:春愁(しゅんしゅう)
春におぼえる愁いをいう。特別な理由がある愁いではない。花が咲き鳥が囀る季節ではあるが、ふとしたことで心がくもるのも春ならではのこと。
2022年2月14日月曜日
採血や雪だるまにはなき手足
採血や雪だるまにはなき手足
雪の予報の朝の採血、どうやら雪にはならなかったようです。
さいけつや ゆきだるまには なきてあし
季語:雪だるま(ゆきだるま)
雪をころがしてかたまりを二つ作り、達磨のかたちにしたもの。木の葉や玩具などで目鼻をつける。昔は木炭や炭団を目鼻にした。雪達磨作りは子供の遊びだが、大人もときに夢中なれる。
2022年2月13日日曜日
ベテランの一言多き二月かな
ベテランの一言多き二月かな
わかっていると思いながら若手にはついもう一言出てしまうとか。
べてらんの ひとことおおき にがつかな
季語:二月(にがつ)
上旬に立春を迎えはしても、厳しい寒さの続く時節。冷たい空気の中、日ざしはすこしづつ春を感じさせるようになる。
2022年2月12日土曜日
薄氷のうすき光となりにけり
薄氷のうすき光となりにけり
早春の光は薄氷が昇華したものに違いない。
うすらいの うすきひかりと なりにけり
季語:薄氷(うすらい)
春浅いころの薄く張った氷のこと。または、解け残った薄い氷のこともいう。冬の氷と違い、消えやすいことから、淡くはかない印象がある。
2022年2月11日金曜日
春遅し尚更遅し日本海
春遅し尚更遅き日本海
春はなかなかやって来ません。日本海は雪雲で真っ白です。
はるおそし なおさらおそき にほんかい
季語:春遅し(はるおそし)
すでに暦の上では春になっているのに、冬のなごりで寒さが残り、春が、なかなかやって来ないこと。南北に長い日本では、春の訪れの遅速が大きく、住んでいる土地により春の感じ方に違いがある。
2022年2月10日木曜日
ことごとに替える手袋春の雪
ことごとに替える手袋春の雪
看護師さんは介護ケアが一つ終わるごとに医療手袋を交換します。
ことごとに かえるてぷくろ はるのゆき
季語:春の雪(はるのゆき)
立春を過ぎてから降る雪のこと。
2022年2月9日水曜日
梅白き日当たりの良き方の枝
梅白き日当たりの良き方の枝
ちらほらだった白梅が日を浴びた方はだいぶ咲いてきました。
うめしろき ひあたりのよき ほうのえだ
季語:梅(うめ)
梅は早春の寒気の残る中、百花にさきがけて白色五弁の花を開く。「花の兄」「春告草」とも呼ばれ、その気品ある清楚な姿は、古くから桜とともに日本人に愛され、多くの詩歌に詠まれてきた。香気では桜に勝る。
2022年2月8日火曜日
車椅子修理の話春めく日
車椅子修理の話春めく日
車椅子の修理の打ち合わせをしてきました。
くるまいす しゅうりのはなし はるめくひ
季語:春めく(はるめく)
立春(二月四日ころ)をすぎて、しだいに春らしくなってくることをいう。春は三寒四温というようにゆっくりとやって来る。
2022年2月7日月曜日
東風吹くやスタート前のジャンプ台
東風吹くやスタート前のジャンプ台
風が吹いてきました。折しもスキーのジャンプが行われています。
こちふくや すたーとまえの じゃんぷだい
季語:東風(こち)
春に吹く東風。冬型の西高東低の気圧配置が崩れ、太平洋から大陸へ吹く。温かい風で雪を解かし、梅の花を咲かせるが、ときに、強風となって時化を呼ぶ風でもある。
2022年2月6日日曜日
雀すぐ姿くらます春寒し
雀すぐ姿くらます春寒し
飛んできた雀?はすぐにいなくなってしまいました。
すずめすぐ すがたくらます はるさむし
季語:春寒し(はるさむし)
春が立ってからの寒さである。余寒と同じであるが、語感や情感 のうえで微妙な違いがある。春寒は、余寒よりも春への思い入れ が強い。
2022年2月5日土曜日
箱根路のライブカメラの俄雪
箱根路のライブカメラの俄雪
雪が降ったと聞いて箱根のライブカメラで俄雪を見ました。
はこねじの らいぶかめらの にわかゆき
季語:俄雪(にわかゆき)
急に降り出して、まもなくやむ雪。
2022年2月4日金曜日
立春の大地は冬の固さかな
立春の大地は冬の固さかな
光は春めいてきましたがまだ寒さ厳しい日が続くようです。
りっしゅんの だいちはふゆの かたさかな
季語:立春(りっしゅん)
二十四節気の最初の節気で、二月四日ころ。節分の翌日になる。厳しい寒さはまだ続くが、温かくなるにつれて梅の花もほころぶころ。
2022年2月3日木曜日
節分やとうに越えたる父の年
節分やとうに越えたる父の年
鬼より怖いウイルスだらけの節分になりました。
みずどりの ぷかりぷかりと 2のならび
季語:節分(せつぶん)
本来は季節の変り目をいうが、今は立春の前日のみをいう。二月三日頃である。この日は、年神が入れ替わる節であり、入れ替わりの隙をついて鬼が入り込もうとするので豆をまいて鬼を追い払う。各地の神社仏閣では追儺の鬼踊りや鬼を追う豆まきなどが行われ、多くの参詣人でにぎわう。冬の最後の日であり、春を迎える行事でもある。
2022年2月2日水曜日
水鳥のぷかりぷかりと2の並び
水鳥のぷかりぷかりと2の並び
今日は2022年2月2日ということで日付俳句です。
みずどりの ぷかりぷかりと にのならび
季語:水鳥(みずどり)
水上に暮らす鳥の総称である。この、水鳥がもっとも多く観察できるのが冬である。鴨、雁、白鳥、都鳥、鳰(かいつぶり)、鴛鴦(おしどり)など、家鴨(あひる)も含まれる。
2022年2月1日火曜日
木立よりあふれるひかり春隣
木立よりあふれるひかり春隣
冬の木立から陽の光があふれて部屋の中が明るくなりました。
こだちより あふれるひかり はるとなり
季語:春隣(はるとなり)
晩冬には寒さが緩む日が多く、春の訪れを感じることが多くなる。春の隣は春が近いということ。春がもうすぐそこまで来ていること。春の気配。春を待ちわびる気持ちに立った季語。
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