2019年12月31日火曜日

体重が初の五十キロ

体重の十キロ増えし年の暮

体重が右肩上がりに増えて初の五十キロ超えました。
たいじゅうの じゅっきろふえし としのくれ
季語:年の暮(としのくれ)
十二月も押し詰まった年の終わりをいう。十二月の中旬頃から正月の準備を始める地方も多く、現代ではクリスマスが終わったあたりからその感が強くなる。

2019年12月27日金曜日

年の瀬の剃り残しの髭

年の瀬や髭剃りきれぬ顎の下

顎の下は呼吸器が邪魔になって剃りきれない髭が残ってしまいます。
としのせや ひげそりきれぬ あごのした
季語:年の瀬(としのせ)
十二月も押し詰まった年の終わりをいう。十二月の中旬頃から正月の準備を始める地方も多く、現代ではクリスマスが終わったあたりからその感が強くなる。

2019年12月24日火曜日

病院のクリスマス

手づくりのランチョンマットクリスマス

病院のスタッフがクリスマス柄のランチョンマットを作ってくれました。
てづくりの らんちょんまっと くりすます
季語:クリスマス(くりすます)
十二月二十五日をキリストの降誕祭と定める。日本でも、クリスマスツリーを飾るなど、この時期、街はクリスマス一色になる。

2019年12月21日土曜日

入院生活の年の暮

入院のすることのなき年の暮

今年もあと十日、何をするでもない入院生活。
にゅういんの することのなき としのくれ
季語:年の暮(としのくれ)
十二月も押し詰まった年の終わりをいう。十二月の中旬頃から正月の準備を始める地方も多く、現代ではクリスマスが終わったあたりからその感が強くなる。

2019年12月18日水曜日

青い空に冬木立

大空に根を張るごとく冬木立

大地に根を張るように大空に枝を張る、冬木立の生命力を感じます。
おおぞらに ねをはるごとく ふゆこだち
季語:冬木立(ふゆこだち)
冬の落葉樹も常緑樹も冬木ではあるが、葉を落とした冬枯れの裸木は、鬱蒼と茂る夏木立とは対照的。

2019年12月15日日曜日

NHK俳句に入選しました

硬券の切符一枚ゆりかもめ

天竜浜名湖鉄道の浜名湖佐久米駅に舞い飛ぶゆりかもめ!天浜線では硬券の切符を販売しているようです。
こうけんの きっぷいちまい ゆりかもめ
季語:ゆりかもめ
チドリ目カモメ科ユリカモメ。冬になると北方から渡ってくる渡り鳥。







2019年12月12日木曜日

あたたかな日になりました

病棟の窓拭く人や冬温し

今日は病棟の窓掃除、朝から温かな日になりました。
びょうとうの まどふくひとや ふゆぬくし
季語:冬温し(ふゆぬくし)
冬のさなかの暖かい日のこと。つめたい風も吹かない穏やかな日和。

2019年12月8日日曜日

いつになくよく眠れました

冬晴やとっておきたし良き目覚め

近頃眠れない日が続きましたが、昨夜はいつになくよく眠れました。
ふゆばれや とっておきたし よきめざめ
季語:冬晴(ふゆばれ)
小春日が初冬の季語であるのに対し冬日和は厳寒の季語になる。よく晴れた冬の穏やかなひと日。

2019年12月5日木曜日

いつになったら決まるんでしょうか

マラソンのコース決まらぬ夕時雨

あと八ヶ月、東京オリンピックに間に合うんでしょうか?
まらそんの こーすきまらぬ ゆうしぐれ
季語:夕時雨(ゆうしぐれ)
冬の初め、降ったかと思うと晴れ、また降りだし、短時間で目まぐるしく変わる通り雨。

2019年12月2日月曜日

もう十二月

自分の顔をじっと見る十二月

もう十二月、といっても特別に何をするわけでもなく、あるがままに一日一日を。
じぶんのかおを じっとみる じゅうにがつ
季語:十二月(じゅうにがつ)
陽暦の十二月。一年の最終月。新年を迎える準備など何かと済ませるべきことが多く、あわただしさを感じさせる。

2019年11月29日金曜日

深読み音楽会 井上陽水

二度とない人生だから秋惜しむ

テレビ番組「深読み音楽会 井上陽水」を見て、なるほどそういう読み方もあるのかと、聴き直そうと思いました。
にどとない じんせいだから あきおしむ
季語:秋惜しむ(あきおしむ)
去り行く秋を惜しむこと。「行く秋」よりも主観のつよい言葉である。古来から「春惜しむ」と相対する詩情とされる。

2019年11月28日木曜日

楽しい時間は短くて

会いたくて会えたひととき日短し

箱根病院で俳句を通じて知り合い、会いたいと思っていた人が会いに来てくれて、短い時間でしたが楽しかった!
あいたくて あえたひととき ひみじかし
季語:日短し(ひみじかし)
冬の日の短いことをいう。秋分以降、十一月、十二月と日暮は早くなり、冬至は最も日中の時間が短くなる。

2019年11月27日水曜日

病室から一階のリハビリ室へ

エレベーター降りて冬めく廊下かな

暖かな病室から一階の人気ない廊下に冬が近づく寂しさを感じました。
えれべーたー おりてふゆめく ろうかかな
季語:冬めく(ふゆめく)
町のたたずまいや山野の眺めばかりでなく、雨や風、空気なども 冬らしくなること。

2019年11月23日土曜日

勤労感謝の日

介護受く日々や勤労感謝の日

難病と介護は休みなく、今日は勤労感謝の日
かいごうく ひびや きんろうかんしゃのひ
季語:勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ)
十一月二十三日。働くことを喜び働く人に感謝する国民の祝日。

2019年11月20日水曜日

とめどなき散紅葉

散紅葉とめどなく散り積もれかし

見事に紅葉した一樹からとめどなく降る散紅葉を眺めながら浴びながら秋を思う
ちりもみじ とめどなくちり つもれかし
季語:散紅葉(ちりもみじ)
美しく紅葉した葉も、冬の訪れとともに色褪せ、やがて冬の風に散っていく。

2019年11月15日金曜日

大嘗祭の松明と月

神の座に灯す松明冴ゆる月

大嘗祭の執り行なわれる大嘗宮の松明の光と夜空にかかる月の光、対照的な光でした。
かみのざに ともすたいまつ さゆるつき
季語:冴ゆる月(さゆるつき)
冴えきった大気の中で鏡のように澄んだ月のようす。

2019年11月12日火曜日

小春日の血圧測定

小春日や加圧不足の血圧計

朝の血圧チェック、加圧不足で測り直すといつもより高く三度目の測定は平常値でOK!ホント?
こはるびや かあつぶそくの けつあつけい
季語:小春日(こはるび)
まだ本格的な冬とはならず暖かい日和が春先の陽気を思わせるが、春とは区別して「小春」という。本格的な冬に備えるころの日和。

2019年11月8日金曜日

冬の前触れ?

立冬の起き抜けに痙る足の指

朝の介護が始まったとき突然の痛み、冬の前触れか足の指が痙りました。
りっとうの おきぬけにつる あしのゆび
季語:立冬(りっとう)
二十四節気のひとつ、太陽暦の十一月八日頃。まだそれ程寒くはないが、冬の声を聞くと吹く風もこころなしか冷たく感じられる。

2019年11月6日水曜日

採血の朝

朝寒や採血を待つ左腕

採血はだいぶ慣れてきましたが、腕をまくられて待つ間は嫌なものです
あささむや さいけつをまつ ひだりうで
季語:朝寒(あささむ)
晩秋、朝のうちだけ、ひやりと寒さを感じる。その寒さは昼近くなると消えてしまう。

2019年11月3日日曜日

仰臥漫録(ぎょうがまんろく)

パソコンで聴く「仰臥漫録」文化の日

正岡子規の「仰臥漫録」の朗読がネットにあったのでパソコンで聴きました
ぱそこんできく ぎょうがまんろく ぶんかのひ
季語:文化の日(ぶんかのひ)
十一月三日の祝日。明治時代は天皇の誕生日として天長節、その 後、明治節に変わったが、第二次大戦後は平和と文化を推進する 日となり、文化の日と定められた。

2019年10月29日火曜日

豪雨災害

血管のごと川がある秋の雨

大雨災害のニュースで数えきれない河川が血管のようにあること驚きました
けっかんのごと かわがある あきのあめ
季語:秋の雨(あきのあめ)
秋に降る雨のこと。初秋に降る暑さを和らげる雨、台風がもたらす強く激しい雨、晩秋の冷たい雨といろいろあるが、秋雨前線による秋の長雨が印象深い。

2019年10月25日金曜日

看護実習の最終日

実習の互いに慣れて秋一日

看護実習あっという間の三週間でした
じっしゅうの たがいになれて あきひとひ
季語:秋の日(あきのひ)
秋の日の光であり、秋の一日でもある。秋の太陽は残暑をもたらすが、しだいに爽やかになり、晩秋には目に見えて日差しも衰える。秋の一日は、秋分を過ぎるとしだいに日が短くなり、冬が近づくころには、釣瓶落としいわれるように、一気に暮れてしまう。

2019年10月23日水曜日

看護実習の天高し

天高し三浦岬が水平線

屋上から見えた海の水平線に三浦半島が伸びていました
てんたかし みうらみさきが すいへいせん
季語:天高し(てんたかし)
秋になると、大気が澄むので空が高くなったような感じがする。これが「秋高し」だが、「天高し」の方が一般的。

看護実習の秋の雲

青空に風の筆なる秋の雲

屋上から仰ぐ青空に伸び伸びとすじ雲がいくすじも
あおぞらに かぜのふでなる あきのくも
季語:秋の雲(あきのくも)
澄み切った蒼穹に浮かんでは消えてゆく秋の雲。鱗雲や巻積雲など秋の白い雲はくっきりと印象的である。

2019年10月22日火曜日

一年の長さ短さ

少年の迷い捨てたる秋の風

少年の一年は成長してゆく時間、大人の一年は老いてゆく時間、得ること、捨てることの積み重ね
しょうねんの まよいすてたる あきのかぜ
季語:秋の風(あきのかぜ)
秋になって吹く風。立秋のころ吹く秋風は秋の訪れを知らせる風である。秋の進行とともに風の吹き方も変化し、初秋には残暑をともなって吹き、しだいに爽やかになり、晩秋には冷気をともなって蕭条と吹く。

2019年10月17日木曜日

台風19号

山多き川なお多き台風禍

暴風雨、山は崩れ川は溢れて、大変な台風になってしまいました
やまおおき かわなおおおき たいふうか
季語:台風(たいふう)
北大平洋か南シナ海あたりに発生する熱帯低気圧で、最大風速が約毎秒十七メートル以上のものをいう。

2019年10月12日土曜日

狩野川台風なみの台風

台風は故郷かすめ箱根越ゆ

六十一年前の狩野川台風に似た台風が駿河湾から伊豆半島に上陸し箱根越え
たいふうは ふるさとかすめ はこねこゆ
季語:台風(たいふう)
北大平洋か南シナ海あたりに発生する熱帯低気圧で、最大風速が約毎秒十七メートル以上のものをいう。

2019年10月10日木曜日

新型ロマンスカー

ロマンスカーゆっくりとゆく秋の雲

病院の庭から見える踏切を新型ロマンスカーがゆっくり通過してゆきました
ろまんすかー ゆっくりとゆく あきのくも
季語:秋の雲(あきのくも)
澄み切った青空に浮かんでは消えてゆく秋の雲。鱗雲や巻積雲など秋の白い雲はくっきりと印象的である。

2019年10月8日火曜日

つかず離れず

車椅子つかず離れず秋の蝶

病院の庭を散歩していると、どこからともなく猫がついてきて、蝶が舞ってきました
くるまいす つかずはなれず あきのちょう
季語:秋の蝶(あきのちょう)
立秋を過ぎてから見かける蝶のこと。春や夏の蝶にから比べるといくらか弱々しい印象を受ける。

2019年10月6日日曜日

秋の夜明け

秋暁や助けられたる我が命

意識不明で救急搬送されたのは十四年前の今朝のことでした
しゅうぎょうや たすけられたる わがいのち
季語:秋暁(しゅうぎょう)
秋の夜明け。日の出が遅くなり、空気が冷たく感じられ澄んで くる。秋の深まりをひとしお感じる時間帯。

2019年10月4日金曜日

秋の夜長の呼吸器

呼吸器の蛇腹の管や長き夜

呼吸器を使い始めて14年になります。眠れずにいると気管切開した時のことを思い出しました
こきゅうきの じゃばらのくだや ながきよる
季語:長き夜(ながきよる)
秋の夜の長いことをいう。秋分が過ぎると、昼よりも夜が長くなり気分的にも、夜の長さが身にしみる。

2019年9月22日日曜日

帰省母の三回忌

秋風や母は校歌を諳んじて

母は卒業した静岡市の森下小学校の校歌を覚えていてよく歌っていました
あきかぜや はははこうかを そらんじて
季語:秋風(あきかぜ)
秋になって吹く風。立秋のころ吹く秋風は秋の訪れを知らせる風である。秋の進行とともに風の吹き方も変化し、初秋には残暑をともなって吹き、しだいに爽やかになり、晩秋には冷気をともなって吹く。

帰省伯母の一周忌

守歌の軍歌覚えし幼 秋

子守唄にリズム感が良いのか背負われた途端「麦と兵隊」の歌詞ジンバジンバと言い出した話を思い出しました
もりうたの ぐんかおぼえし おさな あき
季語:秋(あき)
夏の次の季節。立秋から立冬の前日まで。わが国では俗に九・十・十一の三か月。陰暦では七・八・九の三か月。草木がもみじし、多くの植物が実る。

帰省あざやかな茶畑

故郷の茶畑の波秋彼岸

相良から出かけるときも帰るときも150号線の港橋の記憶がありましたが今回は牧之原IC経由だったので茶畑が印象的でした
ふるさとの ちゃばたけのなみ あきひがん
季語:秋彼岸(あきひがん)
秋分の日(九月二十三日ごろ)を中日とし、前後三日を含めた七日間を指す。お墓参りをし、おはぎを作ってご先祖に供える。

2019年9月18日水曜日

秋の空ゆく秋の蝶

どこまでが空どこまでも秋の蝶

空はどこまでなんだろうと眺めていると二匹の蝶が高く高く舞っていきました
どこまでがそら どこまでも あきのちょう 
季語:秋の蝶(あきのちょう) 
立秋を過ぎてから見かける蝶のこと。春や夏の蝶にから比べるといくらか弱々しい印象を受ける。

2019年9月16日月曜日

熱々のお粥

秋麗の舌灼く粥とすまし汁

お粥の余りの熱さにフガフガしていると「やっぱり熱かった?」え~笑い事じゃないよ!
しゅうれいの したやくかゆと すましじる 
季語:秋麗(しゅうれい) 
さわやかで穏やかな秋晴れの日に、春のうららかさを感じる秋の季語で「あきうらら」とも読む。

2019年9月15日日曜日

目薬は目に

目薬に口あけており秋うらら

目薬を点してもらうとき口をあけていました
めぐすりに くちあけており あきうらら 
季語:秋麗(あきうらら) 
さわやかで穏やかな秋晴れの日に、春のうららかさを感じる秋の季語で「しゅうれい」とも読む。

2019年9月12日木曜日

ツクツクホーシ

法師蝉坂にかかりし車椅子

久しぶりに聞いたツクツクホーシ車椅子を押す人にもツクツクホーシ
ほうしぜみ さかにかかりし くるまいす 
季語:法師蝉(ほうしぜみ) 
鳴き声は確かにツクツクホーシツクツクホーシと聞こえてくる。鳴き声を聞いていると一段と秋が深まる気がします。

2019年9月10日火曜日

台風一過の暑さ

異常気象自業自得か秋暑し

異常気象や地球温暖化の原因は人間社会に?
いじょうきしょう じごうじとくか あきあつし 
季語:秋暑し(あきあつし) 
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。

2019年9月7日土曜日

秋刀魚の夢

焼きたての秋刀魚の夢や朝の粥

夢で見た焼きたての秋刀魚に大根おろし!病院では夢のまた夢
やきたての さんまのゆめや あさのかゆ 
季語:秋刀魚(さんま) 
名のごとく形が刀に似て細長く秋を代表する魚。脂肪が多く塩焼きにして食べる。苦いはらわたもまたうまい。

2019年9月4日水曜日

秋の朝の目薬

目薬が目のど真ん中秋の朝

なかなか上手く点せない目薬が今朝は両目とも一回ですっきり 
めぐすりが めのどまんなか あきのあさ 
季語:秋の朝(あきのあさ) 
立秋を過ぎると、残暑が厳しくとも、朝夕は爽やかとなる。秋の朝というとその頃の印象が強い。仲秋から晩秋にかけては肌寒さを感じる朝も多くなる。

2019年8月30日金曜日

夏の果

夏の果膝に二枚の絆創膏

絆創膏も昔とは違い様々な種類があるようです
子供の頃夏の終りの印のように絆創膏をはりました

なつのはて ひざににまいの ばんそうこう 
季語:夏の果(なつのはて) 
夏の終り。果てる、終る、の語には物悲しい思いがつきまとう。去り行く夏が惜しまれる。

2019年8月23日金曜日

ホームカミングデイ花火

ホームカミングデイの花火果て夜の更けて

箱根病院の毎年の一大イベントであるホームカミングデイの花火が終わり夜が更けてきます
ほーむかみんぐでいの はなびはて よのふけて 
季語:花火(はなび) 
種々の火薬を組み合わせ、夜空に高く打ち上げて爆発の際の光の色や音を楽しむもの。もともとは、秋祭りの奉納として打ち上げられた。

2019年8月22日木曜日

ホームカミングデイ行く夏

行く夏や綿飴溶けてゆく速さ

縁日に綿飴があったので久しぶりに食べました
ゆくなつや わたあめとけてゆく はやさ 
季語:行く夏(ゆくなつ) 
夏の終り。果てる、終る、の語には物悲しい思いがつきまとう。去り行く夏が惜しまれる。

2019年8月21日水曜日

ホームカミングデイ揚羽蝶

車椅子集える庭に揚羽蝶

コンサート会場の中庭に揚羽蝶が舞って、いい雰囲気
くるまいす つどえるにわに あげはちょう 
季語:揚羽蝶(あげはちょう) 
夏にみられる大型の蝶。キアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハなどの種類があり、いずれも羽の文様が美しい。

2019年8月19日月曜日

昼寝覚

看護師の声ふいにして昼寝覚

酸素モニターの値が下がった原因は接触不良でした
看護師さんの声がふいに聞こえて昼寝がふいに覚めてしまいました

かんごしのこえ ふいにして ひるねざめ 
季語:昼寝覚(ひるねざめ) 
昼寝からさめること。

2019年8月18日日曜日

残暑

利口にも馬鹿にもなれず残暑かな

なれないのか、なりたくないのか、中途半端なんです
りこうにも ばかにもなれす ざんしょかな 
季語:残暑(ざんしょ) 
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。

2019年8月15日木曜日

終戦の日

記憶の中に母の語りし終戦日

静岡空襲の事を何度も話してくれた母を思い出します
きおくのなかに ははのかたりし しゅうせんび 
季語:終戦日(しゅうせんび) 
昭和二十年八月十五日、日本はポツダム宣言を受諾して第二次世界大戦は終了した。戦争の誤ちを反省し、平和の希求を確認する日。

2019年8月13日火曜日

万緑

万緑や指のリハビリ念入りに

マウスとナースコールを操作する指のリハビリは念入りにしてもらいます、ナースコールは命に関わります
ばんりょくや ゆびのりはびり ねんいりに 
季語:万緑(ばんりょく) 
夏の山野をおおう植物の満目の緑をいう。初夏の新緑のみずみずしい緑よりも強い真夏の深い緑。

2019年8月7日水曜日

日盛りの駐車場

修行のごとく日盛りの駐車場

焼け付くような真夏の駐車場に並ぶ車はじっと耐えて
しゅぎょうのごとく ひざかりの ちゅうしゃじょう
季語:日盛り(ひざかり) 
夏の一日、最も太陽の強く照りつける正午頃から三時頃、人間も動物も暑さにじっと耐える時。

2019年8月3日土曜日

猛暑

看護師の手を焼いており猛暑なり

駄々こねる他ない患者を一生懸命になだめる姿
かんごしのてをやいておりもうしょなり 
季語:猛暑(もうしょ) 
七月の末から八月の上旬にかけて、きびしい暑さになる。暑さの極みのこと。

2019年7月29日月曜日

梅雨明け

ふるさとへ海へ行こうか梅雨明ける

ようやく梅雨が明けました。そうだ海へ行こう!ふるさとへ!
ふるさとへうみへゆこうかつゆあける 
季語:梅雨明け(つゆあけ) 
梅雨が終わること。 

2019年7月23日火曜日

梅雨深し

ふってわく人恋しさや梅雨深し

雨音にふと誰かの声が聞こえたような気がして
ふってわくひとこいしさやつゆふかし 
季語:梅雨深し(つゆふかし) 
梅雨の情緒が濃く梅雨の趣が深まったさまをいう。

2019年7月21日日曜日

梅雨寒し

取り説をいったりきたり梅雨寒し

取扱説明書の見方の説明書が欲しくなる
いつになったら梅雨が明けるのか、お日様が恋しい
とりせつをいったりきたりつゆさむし 
季語:梅雨寒し(つゆさむし) 
雨が降り続く梅雨のころの冷えをいう。

2019年7月15日月曜日

一回戦サヨナラ負け

逆転で初戦敗退夏燕

九回裏四点取られて逆転サヨナラ負け!残念!
ぎゃくてんでしょせんはいたいなつつばめ
季語:夏燕(なつつばめ) 
夏に飛ぶ燕。燕は、春、南方から渡ってきて繁殖活動に入 る。雛を育てる頃の燕 は、子燕に餌を与えるため、野や町中を忙しく飛び回る。

2019年7月9日火曜日

水無月は三角形

梅雨ごもり水無月はなぜ三角

四角を半分にして一年の半分を示している
白いういろうは氷室から切り出した氷をかたどっていて、小豆の赤い色は厄除けの意味があるとされている。

つゆごもりみなづきはなぜさんかく 
季語:梅雨ごもり(つゆごもり) 
梅雨どき、降り続く雨で外出を控えて、家の中にこもること。

2019年7月8日月曜日

おばちゃんの水無月

おばちゃんの水無月二つ食べた夏

伯母さんは料理上手でお菓子作りもプロ級でした
「水無月」は和菓子の一種で、6月30日の夏越祓(なごしのはらえ)に、過ぎた半年の穢れを祓い、来る半年の無病息災を願って食べる。外郎の上に小豆の粒餡を散らして、三角形に切り分けたもの。
おばちゃんのみなづきふたつたべたなつ 
季語:夏(なつ) 
春と秋にはさまれた季節。天文学的には夏至から秋分まで。太陽暦では6月から8月を指し、陰暦では4月から6月となる。

2019年7月7日日曜日

七夕

七夕や逢いたき人は逢えぬ人

今宵、逢いたいと思う人は父と母
たなばたやあいたきひとはあえぬひと 
季語:七夕(たなばた) 
旧暦七月七日の夜、またはその夜の行事。織姫と彦星が天の川を渡って年に一度合うことを許される夜。地上では七夕竹に願い事を書いた短冊を飾り祝う。

2019年7月4日木曜日

梅雨のゾウ

梅雨長し器用に使うゾウの鼻

ゾウは鼻で何でもできるみたいです、うらやましい
つゆながしきようにつかうぞうのはな 
季語:梅雨(つゆ) 
六月から七月ごろ、降りつづく長雨。梅雨の季節をさすこともある。

2019年7月3日水曜日

梅雨のキリン

長梅雨の眠れぬキリン生欠伸

眠そうで欠伸が出そうで出ないキリンの顔
ながづゆのねむれぬきりんのなまあくび 
季語:梅雨(つゆ) 
六月から七月ごろ、降りつづく長雨。梅雨の季節をさすこともある。

2019年7月2日火曜日

梅雨のライオン

ライオンは寝ているばかり梅雨の檻

梅雨時の動物園の風景 
百獣の王も梅雨の蒸し暑さにはかなわないようです
らいおんはねているばかりつゆのおり 
季語:梅雨(つゆ) 
六月から七月ごろ、降りつづく長雨。梅雨の季節をさすこともある。

2019年6月29日土曜日

台風の置き土産

台風の置き土産なる蒸し暑さ

台風一過のあとの「蒸し暑さ」を持て余しています
たいふうのおきみやげなるむしあつさ 
季語:蒸し暑さ(むしあつさ) 
高温多湿の不快感は耐え難いもの。日本特有の夏の気候。

2019年6月28日金曜日

令和最初の台風

前略令和最初の台風にて草々

熱帯低気圧が令和最初の台風になりました
ぜんりゃくれいわさいしょのたいふうにてそうそう 
季語:台風(たいふう) 
北大西洋か南シナ海あたりに発生する熱帯低気圧で、最大風速が約毎秒十七メートル以上のものをいう。

2019年6月25日火曜日

梅雨長し

湯冷ましと眠剤二錠梅雨長し

なかなか眠れない夜が長くて寝る前に飲む眠剤。梅雨明けもまだまだのようです
ゆざましとみんざいにじょうつゆながし
季語:梅雨(つゆ) 
六月ごろ、降りつづく長雨。五月雨(さみだれ)のこと。梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。

2019年6月18日火曜日

青葉風

彫刻の卵に木漏れ日青葉風

小田原市立病院へ眼科受診に行ってきました
病院の駐車場の「卵を生む家」と題する彫刻に木漏れ日がキラキラ風がサワサワと心地よかったです
ちょうこくのたまごにこもれびあおばかぜ 
季語:青葉風(あおばかぜ) 
木々の青葉若葉を吹きわたる風。

2019年6月16日日曜日

紫陽花

紫陽花の中は何色傘の中

車椅子の私に差しかけられた傘を見上げたとき、自分が紫陽花の花の中にいるように感じました
あじさいのなかはなにいろかさのなか
季語:紫陽花(あじさい)
日本の梅雨を代表する花。花びらのような四枚の萼の中心に粒状の花をつけ、これが集まって毬を形づくる。ピンク、白、青紫と花種も多く、また色が変わるので「七変化」ともよばれる。

2019年6月15日土曜日

紫陽花

紫陽花や色とりどりのナース服

白衣のイメージの看護師さんですが最近はカラフルです
あじさいやいろとりどりのなーすふく
季語:紫陽花(あじさい)
日本の梅雨を代表する花。花びらのような四枚の萼の中心に粒状の花をつけ、これが集まって毬を形づくる。ピンク、白、青紫と花種も多く、また色が変わるので「七変化」ともよばれる。

2019年6月13日木曜日

梅雨晴間

あおあおと散髪頭梅雨晴間

朝から晴れていい天気、丸刈りの頭も爽快です
あおあおとさんぱつあたまつゆはれま
季語:梅雨晴間(つゆはれま)
梅雨の最中にふと晴天がのぞくこと。洗濯物を干したり、梅干を並べたりと梅雨の最中の貴重な日差しであり、気持ちの良いものである。

2019年6月12日水曜日

睡蓮

睡蓮や鯉の波紋のその中に

睡蓮が鯉の起こした波にゆらゆらゆれています
すいれんやこいのはもんのそのなかに 
季語:睡蓮(すいれん) 
昼間に咲いて夕方になると花を閉じて夜は眠る(睡る)。そして花が蓮(ハス)に似ているところから、睡蓮。

2019年6月10日月曜日

雉子の声

寅さんはいつも失恋雉子の声

テレビで映画「男はつらいよ」を見て浮かんだ一句
春の俳句になりますが、、、
とらさんはいつもしつれんきじのこえ 
季語:雉子の声(きじのこえ) 
雉の雄は、春、「けーんけーん」と鳴いて雌を呼ぶ鳥で、飛ぶ姿よりも歩いている姿を見かけることが多い。 

2019年6月8日土曜日

入梅

入梅の風祭展来て観て楽し

梅雨入りと重なってしまいましたが楽しかったです
にゅうばいのかざまつりてんきてみてたのし
季語:入梅(にゅうばい) 
梅雨に入ること。古い暦によれば立春から百二十七日目の六月十一日頃にあたる。以後三十日間ほどが梅雨である。

2019年6月7日金曜日

風祭展

「故郷」
梅雨めくやコキコキと鳴る右の肩
色白でありたる母の日傘かな
梅雨明けの少年の日の青き空
流灯の取りやめとなり雨あがる
母の手のぬくもり今も秋夕焼
生きるとはそういうことか冬木立
リハビリ室の一面の窓山笑う
故郷へ幾山川や春の月
塩の道七坂八十八夜かな
晴れやかに令和を迎え夏きざす


風祭展を見にいってきました。
梅雨入りと重なってしまいましたが、無事に行ってこれました。いい体験が出来て外出にも自信がついて良かったです。
この一年の俳句の中から選んだ十句を出展しました。

2019年5月30日木曜日

風薫る

風薫る令和混声四部合唱

令和最初の院内コンサートの清々しいハーモニー
新緑を吹き渡る風のようなアカペラの美しいコーラスでした
かぜかおる れいわ こんせいしぶがっしょう
季語:風薫る(かぜかおる)
夏に吹きわたる風をほめたたえた季語で、新緑、若葉のころの風として使いたい季語でもある。

2019年5月23日木曜日

聖五月

聖五月そっと寄り添う介護犬

介護犬の慰問がありました、癒やされました。
飼い主のご夫婦はスウェーデンの方で優しい笑顔でした。
せいごがつ そっとよりそう かいごけん
季語:聖五月(せいごがつ) 
カトリックでは五月を聖母月、マリアの月とし、美しい季節を称える心も加わって「聖五月」と呼ぶ .

2019年5月19日日曜日

薫風

薫風や手術成功とのメール

手術成功!経過良好!のメール、良かったです
くんぷうや しゅじゅつせいこう とのめーる
季語:薫風(くんぷう)
初夏、若葉の香をただよわせて吹いてくるさわやかな南風。

2019年5月18日土曜日

走り梅雨

走り梅雨坂の上なる美術館

丘の上には梅雨空を背に天空の城のような美術館
20年前は臨時休館で入れなかった美術館
はしりづゆ さかのうえなる びじゅつかん 
季語:走り梅雨(はしりづゆ) 
梅雨入りする前の五月下旬に、梅雨のごとく降る雨のこと 

2019年5月17日金曜日

迎え梅雨

天竜の山水彩画めく迎え梅雨

天竜の山が静かな雨にぼんやりと水彩画のようです
てんりゅうのやま すいさいがめく むかえづゆ 
季語:迎え梅雨(むかえづゆ) 
梅雨入りする前の五月下旬に、梅雨のごとく降る雨のこと。

2019年5月12日日曜日

母の日

母の日や大の巨人ファンなりし母

巨人が負けました、母さんの声が聞こえてきそうです
ははのひや だいのきょじんふぁん なりしはは
季語:母の日(ははのひ)
母に感謝して贈り物などをする日。五月の第二日曜日。

2019年5月6日月曜日

立夏

顔を拭く真白きタオル立夏かな

今日は立夏、気持ちが良い真っ白なタオル
かおをふく ましろきたおる りっかかな
季語:立夏(りっか) 
暦のうえではこの日からが夏。夏に入りましたと定められると、目に入る景色も新しい夏の光を纏いはじめたように思える。

2019年5月5日日曜日

柿若葉

柿若葉コップ一杯朝の水

柿若葉の爽やかな緑と一杯の水で目が覚めます
かきわかば  こっぷいっぱい  あさのみず
季語:柿若葉(かきわかは) 
初夏の頃、柿若葉は透きとおるような 美しさ見せる。さまざまな新緑の中でも格別のみずみずしさがあ る。 

2019年5月4日土曜日

長閑

病院に住みついている猫長閑

病院の庭でよく見かける猫、私も入院して二年目、病院暮らしにも慣れてきました。
びょういんに すみついているねこ のどか
季語:季長閑(のどか)
春の日ののんびりとしたさま。日も長くなり、時間もゆるやかに過ぎるように感じる。

2019年5月2日木曜日

八十八夜

塩の道七坂八十八夜かな
 
今日は八十八夜、茶畑の緑がきれいだろうな
しおのみち ななさか はちじゅうはちやかな
季語:八十八夜(はちじゅうはちや)
立春から数えて八十八日目。立夏も間近く、種蒔に適した時を意味する大切な日。立夏(五月六日ごろ)までは春。

2019年5月1日水曜日

令和の始まり

晴れやかに令和を迎え夏きざす

初夏の清々しい新緑の中、令和を迎えました。
平和な時代でありますように.
はれやかに れいをむかえ なつきざす
季語:夏(なつ)
立夏から立秋の前日まで。一年中で一番暑い季節。すがすがしい初夏うっとおしい梅雨灼けるような盛夏そして晩夏。


平成の平和令和へ夏が来る
へいせいの へいわれいわへ なつがくる

2019年4月28日日曜日

永き日

永き日の十連休のまだ二日

今年のゴールデンウィークは十連休
何処へゆくでもなく何をするでもなくベッドの中
ながきひの じゅうれんきゅうの まだふつか
季語:永き日(ながきひ)
春になり昼の時間が伸びて、日が長く感じられること。

2019年4月27日土曜日

春雷

春雷や一つ落とした飲み薬


昼食後の薬三錠を口に入れたはずが一つこぼれて
探していると雷が
しゅんらいや ひとつおとした のみぐすり 
季語:春雷(しゅんらい)
春に鳴る雷。夏の雷のような激しさはない。

2019年4月24日水曜日

山笑う

リハビリのグーパーグーパー山笑う
 

手のリハビリの仕上げはグーパーを10回。窓から見える山が微笑んでいるようです。
りはびりの ぐーぱーぐーぱー やまわらう
季語:山笑う(やまわらう) 
草木が芽吹き、花が咲き鳥のさえずる春の山を擬人化して「山笑ふ」といった。夏の山の「山滴る」、秋の山の「山装ふ」、冬の山「山眠る」に対応する季語である。

2019年4月19日金曜日

春の月

故郷へ幾山川や春の月

春の満月は手の届くようにあっても故郷は遠く
この月が平成最後の満月
ふるさとへ いくやまかわや はるのつき
季語:春の月(はるのつき)
春の空は水分が多く、月も潤んだ感じがする。月といえば秋の月をさすので、春の一字をつける。

2019年4月15日月曜日

母の誕生日

母さん今年も桜が咲きました

今日は母さんの誕生日ですね。今年もきれいに桜が咲きました。空の上から見えましたか。
かあさん ことしもさくらが さきました
季語:桜(さくら)
桜は花の中の花。花といえば桜。

2019年4月12日金曜日

父の忌

父の忌や平成最後となる桜

今日は28回目の父の忌
もうすぐ元号は令和となり、この桜も平成最後の桜となります
ちちのきや へいせいさいごと なるさくら
季語:桜(さくら)
俳句では花といえば桜のことですが、ソメイヨシノは全て一本の木から接ぎ木によるクローンだとか

2019年4月10日水曜日

春の雪

平成の箱根峠の春の雪

気象予報士が何度も平成最後の寒の戻りです、と、ホントかなぁ

へいせいの はこねとうげの はるのゆき
季語:春の雪(はるのゆき)
立春を過ぎてから降る雪

2019年4月5日金曜日

落花

一ひらと十ひら百ひら落花千

数枚の花びらが舞ったあと数えきれない花びらが風に舞います
開花してからの桜は満開となるやいなや散りはじめ時の移ろいを感じます
ひとひらと とひらひゃくひら らっかせん
季語:落花(らっか)
桜の花が盛りを過ぎて散ること

2019年4月4日木曜日

花見

晴天や酒も団子もなき花見

青空に満開の桜が映えて!天気がいいのが何より!
天候の変化や気温の変動があっても桜は咲きます。えらいもんですねぇ。
!酒もいらなきゃ団子もいらぬ、桜に青空あればいい~
せいてんや さけもだんごも なきはなみ
季語︰花見(はなみ)
桜の花をめでること。桜の花の下で行われる宴会。

2019年4月2日火曜日

花曇り

天井も壁もうんざり花曇り

ベッドから見えるのは見飽きた天井と壁とカーテンばかり
たとえ曇りでも桜を見ていたいと思います
てんじょうも かべもうんざり はなぐもり
季語:花曇り(はなぐもり)
桜が咲く頃の曇り空。比較的明るい曇り空。

2019年4月1日月曜日

新元号「令和」

新元号は「令和」花見に行かむ

新元号が発表されました「令和」は予想外でした
個人的には「礼和」または「弘和」「広和」が良かったかな
しんげんごうは れいわ はなみにゆかむ
季語:花見(はなみ)
桜の花をめでること。桜の花の下で行われる宴会。


今月からブログを始めました。
作りためていた俳句もできるだけ探して掲載しました。
ハードディスククラッシュでバックアップしてなかった俳句は残念ながら復活できませんでした。

2019年3月29日金曜日

うららか

うららかや還暦すぎしハーモニー

懐かしいフォークソングのハーモニーに心が和みます。
うららかや ふぉーくそんぐの はーもにー
季語:麗か(うららか)
春の日がうるわしくなごやかに照って輝くようす。

2019年3月28日木曜日

春のピチカート

少女らの弾ける春のピチカート

弦楽器の弦を指ではじくピチカート奏法で軽やかな一曲
しょうじょらの はじけるはるの ぴちかーと
季語:春(はる)
一年中で最も陽気がよくて心弾む季節

2019年3月27日水曜日

春の光

ちらほらと春の光が枝の先

ちらほらと咲き始めた桜の花に春の日差しが光っていました。
ちらほらと はるのひかりが えだのさき
季語:春の光(はるのひかり)(春光(しゅんこう)の子季語)
春の日の光
季語:春光(しゅんこう)
春の風光、春の景色のことで、春の日の光としても用いられる。

2019年3月23日土曜日

春の雲

春の雲われも仰臥の句をひと

正岡子規の日記「仰臥漫録」のことを知りました
春の雲を眺めていてテレビドラマ「坂の上の雲」を思い出しました。あらためて正岡子規の凄さを思いました。あの食欲も生きる力そのもの!
はるのくも われもぎょうがの くをひとつ
季語:春の雲(はるのくも)
春の空に浮かぶ雲。春が深まるにつれて青空にぽっかりと浮ぶ雲も見られる。
仰臥漫録:正岡子規最晩年の日記
https://japanese.hix05.com/Literature/Shiki/shiki13.gyoga.html
仰臥漫録 (その1) (正岡子規)
https://dayinthelife.at.webry.info/201009/article_2.html

2019年3月22日金曜日

春の水

すこしずつよどむ思いや春の水

雪解けで水かさが増えても水底には溜まった泥が残ったまま
思い悩むことは流れ去ることはないようです
すこしずつ よどむおもいや はるのみず
季語:春の水(はるのみず)
春になると、雪解けの水や雨で、川や池などの水かさが増す。水面は光り輝き、万物の命をはぐくむ水でもある。

2019年3月21日木曜日

桜にはなりたくないと思いたる

桜は大好きなんですが
人間の身勝手で作り出された「ソメイヨシノ」華やかさ美しさは確かに素晴らしいんですがそんなに騒がなくてもいいんじゃないかと思います。
さくらには なりたくないと おもいたる
季語:桜(さくら)
桜は花の中の花。花といえば桜、桜といえばソメイヨシノですが、ソメイヨシノはすべて交配で偶然できた一本の木から接ぎ木で作られたクローンだとか。

2019年3月20日水曜日

花二輪

風強し咲き初めたりし花二輪

 咲き始めたばかりの桜に容赦ない風が

2019年3月14日木曜日

春の風

さみしさのまた会う日まで春の風

 リハビリで一年間お世話になりました、ありがとうございました

2019年3月13日水曜日

鳥帰る

転勤の人退職の人鳥帰る

 4月から転勤となる人や3月で退職となる人も

2019年3月11日月曜日

三月

三月の命さざめく山河かな

 新しい命が芽吹き始める季節になりました

2019年3月6日水曜日

早咲きの桜

早咲きの桜や気負うこともなき

 一本の早咲きの桜が寒さを我慢しているようで

2019年3月5日火曜日

春寒し

春寒しナースコールを押し直し

 夜更けに寒さで目が覚めてナースコールを数回

2019年3月4日月曜日

春愁

春愁や二十四時間寝たっきり
 春になっても四六時中ベッドの中じゃ、、、

春愁や伝わらざりきテレパシー

 声が出せないもどかしさテレパシーが通じたら

2019年3月3日日曜日

雛まつり

ぼんぼりの灯りほのかに雛まつり

 雛飾りのぼんぼりの灯りは心和みます

2019年3月1日金曜日

春の道くさ

道くさをしてみたき春車椅子

 だいぶ暖かくなりましたチョット寄り道を

2019年2月27日水曜日

白梅

白梅の一枝手折り車椅子

 車椅子散歩の帰り白梅を一枝もらってきました

2019年2月22日金曜日

薄氷

薄氷や種の起源かも小惑星

 小惑星から地球と生命誕生の謎がとけるかも

2019年2月19日火曜日

雨水

転院し一年経ちし雨水かな

 箱根病院に転院したのは昨年の2月19日でした

2019年2月18日月曜日

山笑う

リハビリ室の一面の窓山笑う

 リハビリ室の窓から春の山の緑がいい眺めです

2019年2月17日日曜日

白梅紅梅

白梅紅梅ふたりのリハビリ療法士

 車椅子でリハビリ室に行き、白梅と紅梅を見ながら理学療法士と作業療法士のリハを受けました

2019年2月14日木曜日

バレンタインデー

興味なきふりしてバレンタインデー

 何となく気になりながら気にしていないふり


手作りのデザートバレンタインデー


 昼食に手作りのデザートがでました!!

2019年2月12日火曜日

春浅し

春浅し息もれている喉の穴


 カフ(喉に入っているバルーン)の圧が低いと呼吸器の空気が漏れてしまいます

2019年2月7日木曜日

早春の散髪

早春の散髪の眉みじかめに

 散髪で眉も短めにスッキリさっぱり

2019年2月6日水曜日

寒の明け

病室の窓みがきあげ寒明くる

 病室の窓拭きがすんで寒明けの光がさしています

2019年2月5日火曜日

余寒

ストレッチャー風呂場へ急ぐ余寒かな

 風呂場へはストレッチャーに乗せられて急ぎます

2019年2月4日月曜日

立春

立春やベランダをゆく茶トラ猫

 病室のベランダに猫がやってきました

2019年2月3日日曜日

節分

節分の食事介助は赤鬼や

 食事介助にきた看護師さんは見事な赤鬼の扮装

2019年2月1日金曜日

梅の花

加湿器の横に置かれし梅の花

 庭の梅が咲くと一番に母が活けてくれました

2019年1月30日水曜日

日脚伸ぶ

日脚伸ぶなかなか乗れぬ車椅子

 待ちに待った車椅子に乗る機会が来ません

2019年1月20日日曜日

大寒

大寒の夜の呼吸器の警報音

 痰が絡んで空気の通りが悪くなると警報音が!!

2019年1月17日木曜日

冬木立(2)

生きるとはそういうことか冬木立


 光合成をする葉をすべて落として春を待つ

2019年1月16日水曜日

冬木立

冬木立来た道戻る車椅子

 車椅子では行けそうもない道引き返してきました

2019年1月15日火曜日

小正月

昼食にぜんざい添えられ小正月

 昼食に添えられていた「ぜんざい」旨かった

2019年1月7日月曜日

七草粥

七草粥母なら塩をもう少し

 病院の食事は薄味、母はいつも言ってました

2019年1月6日日曜日

小寒の日食

小寒の日食を見る子供たち

 ニュースで見た日食、子供の頃を思い出しました

2019年1月4日金曜日

初湯

準備万端順番を待つ初湯


 患者全員の入浴!スタッフの皆さんありがとう

2019年1月3日木曜日

箱根駅伝 復路

冬日射す復路も抜きつ抜かれつつ

 優勝目指し懸命にタスキをつなぐランナー

2019年1月2日水曜日

箱根駅伝 往路

冬晴れや箱根駅伝第一区


 転倒のアクシデントから始まった今年の箱根駅伝

2019年1月1日火曜日

平成三十一年 元旦

看護師の開くカーテン初明かり


箱根病院に来て一年が経とうとしています