俳句いきてゆくこと
日々の出来事や思いを俳句にしています
ページ
ホーム
俳句一覧
令和三年お花見
色紙
NHK俳句入選
2024年10月31日木曜日
王手なり日本シリーズ星月夜
王手なり日本シリーズ星月夜
日本シリーズは二連敗の後三連勝で横浜ベイスターズが日本一へあと一勝。
おうてなり にほんしりーず ほしづきよ
季語:星月夜(ほしづきよ)
月のない星明りにだけの夜空を言う。月が出ているように明るい星空である。
2024年10月30日水曜日
行く秋の薄日の道の水溜り
行く秋の薄日の道の水溜り
午前中に止んだ雨が残した水溜りに雲間から薄日が射した道を行く。
ゆくあき
の うすびのみちの みずたまり
季語:行く秋(ゆくあき)
過ぎさってゆく秋のこと。秋から冬へと移ろい行くさま。「行く春」と違って寂寥感に満ちており、秋を惜しむ気持ちが深く現れた季語である。移ろい行く季節を、旅人になぞらえて「行く」と形容するが、春と秋だけのもので、「行く夏」「行く冬」とはいわない。
2024年10月29日火曜日
出涸らしのような雨ふる暮の秋
出
涸らしのような雨ふる暮の秋
窓の外は雨、昨日も一昨日も雨、秋晴の青い空が見たいのです。
でがらしの ようなあめふる くれのあき
季語:暮の秋(くれのあき)
秋も終わり近い頃をいう。秋の夕暮ではない。「晩秋」より心理的な要素を含む。「暮の秋」「行く秋」「秋深し」の順に秋を惜しむ気持ちが濃くなる。
2024年10月28日月曜日
長き夜の明けても先の見えぬ空
長き夜の明けても先の見えぬ空
選挙は与党の過半数割れとなり、ニュースでは政治の行方を話しています。
ながきよの あけてもさきの みえぬそら
季語:長き夜(ながきよ)
秋の夜の長いことをいう。秋分が過ぎると、昼よりも夜が長くなり気分的にも、夜の長さが身にしみる。残暑もなくなり、夜業や読書にも身が入る。春の「日永」に対応する季語である。
2024年10月27日日曜日
日本シリーズナイターの秋時雨
日本シリーズナイターの秋時雨
テレビでは選挙速報が流れる、日本シリーズ第二戦は雨が降り出した。
にほんしりーず ないたーの あきしぐれ
季語:秋時雨(あきしぐれ)
秋も終わりの頃に、降ってはすぐにやむ雨のことで、どこか侘し い感じを残す。『古今集』以来用いられている。時雨は冬。
2024年10月26日土曜日
弟と妹のこころ身に沁む夜
弟と妹のこころ身に沁む夜
離れて暮らす弟と妹のことを思いメールを送っていると淋しくなる夜。
おとうとといもうとの こころ みにしむよ
季語:身に沁む(みにしむ)
秋の冷気やものさびしさが、身に深くしみるように感じること。和歌では「身にしむ風」「身にしむ秋」などと秋の冷やかさとともにつのるものさびしさをあらわす言葉だった。
2024年10月25日金曜日
秋思かな裏金だとか闇バイトとか
秋思かな裏金だとか闇バイトとか
選挙になると政治資金の裏金問題と近頃増えいる闇バイトの強盗傷害事件。
しゅうしかな うらがねだとか やみばいととか
季語:秋思(しゅうし)
秋になって、心に何かを感じたり思ったりをすることをいう。春は春愁といい、秋は秋思という。愁いに比べ、、思いは乾いた感じがある。
。
2024年10月24日木曜日
秋の昼茹でそら豆の塩加減
秋の昼茹でそら豆の塩加減
雨後の蒸し暑いお昼に爽やかな薄緑のそら豆の塩加減がちょうどイイ。
あきのひる ゆでそらまめの しおかげん
季語:秋の昼(あきのひる)
大気が澄み、秋の気配の濃くなってきた頃の昼間をいう。木立の影、日溜りなどにも秋特有の色がにじみ出る。
2024年10月23日水曜日
止んだのも只の気まぐれ秋しぐれ
止んだのも只の気まぐれ秋しぐれ
変わりやすい人の心と秋の空、来週は晴れて散歩ができますように。
やんだのも ただのきまぐれ あきしぐれ
季語:秋時雨(あきしぐれ)
秋も終わりの頃に、降ってはすぐにやむ雨のことで、どこか侘し い感じを残す。『古今集』以来用いられている。時雨は冬。
2024年10月22日火曜日
天高し梯子の先の宙ぶらり
天高し梯子の先の宙ぶらり
屋根にかかっている梯子の先は秋の空に伸びきってこれからどうする。
てんたかし はしごのさきの ちゅうぶらり
季語:天高し(てんたかし)
秋になると、大気が澄むので空が高くなったような感じがする。これが「秋高し」だが、「天高し」の方が一般的。
2024年10月21日月曜日
疼痛の左脇腹夜寒かな
疼痛の左脇腹夜寒かな
夜中に左脇の痛みで目が覚めた、寝るときに寝巻を巻き込んでいたらしい。
とうつうの ひだりわきばら よさむかな
季語:夜寒(よさむ)
夜更けになると感じられる寒さ。日中感じられない寒さも、夜になると冷えて寒さが際立つ。「朝寒」とは異なり、古くから詩歌に詠まれてきた。「寒き夜」、「夜寒き」は冬である。
2024年10月20日日曜日
吹き替えの言葉しみ入る秋ともし
吹き替えの言葉しみ入る秋ともし
映画「愛する人に伝える言葉」をもう一度観て、言葉が心にしみました。
ゆきかえの ことばしみいる あきともし
季語:秋ともし(あきともし)
秋の夜に灯す明りのこと。長い夜を明りのもとで静かに味わい、語らい、書に親しむ。夜学や夜業のための明りでもある。
2024年10月19日土曜日
巻き爪の足の小指の爪秋思
巻き爪の足の小指の爪秋思
左足の小指の爪だけ分厚くなっていて如何ともし難く刃が立たない。
まきづめの あしのこゆびのつめ しゅうし
季語:秋思(しゅうし)
秋になって、心に何かを感じたり思ったりをすることをいう。春は春愁といい、秋は秋思という。愁いに比べ、、思いは乾いた感じがある。
2024年10月18日金曜日
蓑虫や今朝は着替えの金曜日
蓑虫や今朝は着替えの金曜日
金曜日は着替えの日、うすら寒い朝身ぐるみ剥がされる蓑虫の気分。
みのむしや けさはきがえの きんようび
季語:蓑虫(みのむし)
ミノガ科のガの幼虫。体から分泌した糸で樹木の枝や葉を綴り、蓑(雨具)のような巣を作ってその中に潜む。枝にぶら下がって揺れる様は寂しげ。鬼の子ともいう。
2024年10月17日木曜日
コスモスや若き眼差し眩しかり
コスモスや若き眼差し眩しかり
看護実習お疲れ様でした。いつかまた会える日を楽しみにしています。
こすもすや わかきまなざし まぶしかり
季語:コスモス(こすもす)
キク科の一年草。高さ二メートルくらいになる。葉は細かく裂け、茎はひょろひょろと伸びる。九月から十月にかけて白やピンクの花をつける。花弁が桜に似ているところから、秋桜ともいわれる。
2024年10月16日水曜日
川風に身を委ねおり夕芒
川風に身を委ねおり夕芒
中学のグランド側から下校するとき川風に吹かれながら芒を見ていた。
かわかぜに みをゆだねおり ゆうすすき
季語:芒(すすき)
イネ科の多年草。月見のおそなえとして秋の代表的な植物。秋の七草のひとつでもある。若い穂はしっとりとして油に濡れたよう。箱根の仙石原などで銀色の穂がいっせいになびくさまは壮観である。
2024年10月15日火曜日
絶望の果ての希望や十三夜
絶望の果ての希望や十三夜
闇の深さを知れば知るほど月の光の明るさを知る。
ぜつぼうの はてのきぼうや じゅうさんや
季語:十三夜(じゅうさんや)
季
旧暦九月十三夜の月。八月十五夜は望月を愛でるが、秋もいよいよ深まったこの夜は、満月の二夜前の欠けた月を愛でる。この秋最後の月であることから名残の月、また豆や栗を供物とすることから豆名月、栗名月ともいう。
2024年10月14日月曜日
食べることが運動スポーツの日
食べることが運動スポーツの日
今日はスポーツの日、体を動かせない自分には食べることが運動です。
たべることが うんどう すぽーつのひ
季語:スポーツの日(すぽーつのひ)
国民の祝日の一つ。東京オリンピックの開会式にちなんだ祝日で、「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」事を趣旨としている。当初は東京オリンピックが開催された十月十日であったが、現在は十月の第二月曜日。
2024年10月13日日曜日
珈琲と岩波文庫後の月
珈琲と岩波文庫後の月
珈琲と岩波文庫にハマっていた時期も今は昔嗜好は変わり目はカスミ。
こーひーと いわなみぶんこ のちのつき
季語:後の月(のちのつき)
旧暦九月十三夜の月。八月十五夜は望月を愛でるが、秋もいよいよ深まったこの夜は、満月の二夜前の欠けた月を愛でる。この秋最後の月であることから名残の月、また豆や栗を供物とすることから豆名月、栗名月ともいう。
2024年10月12日土曜日
窓開けて極上の風秋うらら
窓開けて極上の風秋うらら
今日はエアコンを止めて窓から爽やかな風を入れて過ごしています。
まどあけて ごくじょうのかぜ あきうらら
季語:秋麗(あきうらら)
秋のよく晴れた日をいう。春の「麗か」にかよう、美しく輝き、心がうっとりするような日和。
2024年10月11日金曜日
秋日和賞をあげたい人がいる
秋日和賞をあげたい人がいる
ノーベル賞のニュースを見て、私が賞を贈りたいと思うのは病院です。
あきびより しょうをあげたい ひとがいる
季語:秋日和(あきびより)
秋のよく晴れた一日をいう。風もなくおだやかなので外で過ごすのも気持ちよい。空気が澄んでいるため視界も広がり、風景などもはっきりと見える。
2024年10月10日木曜日
秋澄むや玉子豆腐の出汁の味
秋澄むや玉子豆腐の出汁の味
お昼に出された玉子豆腐の舌触りと出汁の味に一口ごとに秋を感じる
あきすむや たまごどうふの だしのあじ
季語:秋澄む(あきすむ)
秋の澄んだ大気をいう。この時期、大陸上空の乾燥した冷たい空気が流れ込むため、遠くまで澄みわたる。目に映るものだけでなく、ものの音も澄んで響くように感じられる。
2024年10月9日水曜日
そぞろ寒雨は嫌いな車椅子
そぞろ寒雨は嫌いな車椅子
午前中降り続いた雨で車椅子散歩は諦めてリハビリ室でリハビリです。
そぞろさむ あめはきらいな くるまいす
季語:そぞろ寒(そぞろさむ)
冷やかよりやや強く感ずる寒さ。「そぞろ」は「何となく」「わけもなく」の意味があり、体で感じる寒さというより、季節が移ろっていくさまを心に受け止め感ずる寒さ。
2024年10月8日火曜日
朝寒や耳に入る愚痴聞き流す
朝寒や耳に入る愚痴聞き流す
朝のケアに来た二人が何やら愚痴を言っている。触らぬ神に祟りなし。
あさざむや みみにいるぐち ききながす
季語:朝寒(あさざむ)
晩秋、朝のうちだけ、ひやりと寒さを感じる。その寒さは昼近くなると消えてしまう。「寒き朝」「今朝寒し」は冬である。
2024年10月7日月曜日
コスモスや五人の看護実習生
コスモスや五人の看護実習生
今日からの新しい看護学生が挨拶に来ました。よろしくお願いします
こすもすや ごにんの かんごじっしゅうせい
季語:コスモス(こすもす)
キク科の一年草。高さ二メートルくらいになる。葉は細かく裂け、茎はひょろひょろと伸びる。九月から十月にかけて白やピンクの花をつける。花弁が桜に似ているところから、秋桜ともいわれる。
2024年10月6日日曜日
救急搬送されし日の朝秋思
救急搬送されし日の朝秋思
この日の朝は呼吸困難て救急搬送されて気管切開することになった日。
きゅうきゅうはんそう されしひの あさしゅうし
季語:秋思(しゅうし)
秋になって、心に何かを感じたり思ったりをすることをいう。春は春愁といい、秋は秋思という。愁いに比べ、、思いは乾いた感じがある。
2024年10月5日土曜日
被災地を回る党首と秋の蝶
被災地を回る党首と秋の蝶
能登の被災地を党首が訪れている、解散総選挙も近いらしいぞ秋の蝶。
ひさいちを まわるとうしゅと あきのちょう
季語:秋の蝶(あきのちょう)
立秋を過ぎてから見かける蝶のこと。春や夏の蝶にから比べるといくらか弱々しい印象を受ける。冬が近なるとその数もめっき り少なくなる。
2024年10月4日金曜日
曼珠沙華言いようのない生きづらさ
曼珠沙華言いようのない生きづらさ
平和な国に生きながら言いようのない不安、生きづらさを感じている。
まんじゅしゃげ いいようのない いきづらさ
季語:曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
曼珠沙華は天界に咲く赤い花を表す梵語。秋、田畑の畦や土手に咲くヒガンバナ科の多年草で群生する。墓地の近辺にみられることも多いため彼岸の名がつく。毒があるといわれるが鱗茎には澱粉が多く食用にもなる。昔は飢饉に備えて植えられていたという説もある。
2024年10月3日木曜日
新月の夜も昼もなく秋時雨
新月の夜も昼もなく秋時雨
秋の空の変わりやすさ、昨日の秋晴れから一転、雨模様の曇り空。
しんげつの よもひるもなく あきしぐれ
季語:秋時雨(あきしぐれ)
秋も終わりの頃に、降ってはすぐにやむ雨のことで、どこか侘し い感じを残す。『古今集』以来用いられている。時雨は冬。
2024年10月2日水曜日
秋晴や丸刈り頭光らせて
秋晴や丸刈り頭光らせて
三週間ぶりの散歩は秋晴の真夏日、丸刈りの坊主頭がよく光ります。
あきばれや まるがりあたま ひからせて
季語:秋晴(あきばれ)
晴れわたる秋の天気のこと。秋日和と同じことであるが、秋晴は秋日和より言葉の響きがやや強い。
2024年10月1日火曜日
十月の朝なり欠伸また一つ
十月の朝なり欠伸また一つ
十月の最初の朝がやってきました。待ちわびた秋に欠伸が続けざまに。
じゅうがつの あさなりあくび またひとつ
季語:十月(じゅうがつ)
暑くもなく寒くもなく過ごしやすい月である。天候は変わりやすいが、晴れれば空気が澄んで気持ちよい。紅葉狩りや運動会などが盛んに行われる月である。
新しい投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメント (Atom)