俳句いきてゆくこと
日々の出来事や思いを俳句にしています
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2025年5月31日土曜日
雨上がり夕日に止まる巣立鳥
雨上がり夕日に止まる巣立鳥
雨上がり夕日を浴びて電線に危なっかしく止まっているのは子燕?
あめあがり ゆなうひにとまる すだちどり
季語:巣立鳥(すだちどり)
春、巣の中で孵った雛鳥が飛べるまでに成長し、初夏の頃に次々に巣から離れていくこと。
2025年5月30日金曜日
青しぐれ古米古古米古古古米
青しぐれ古米古古米古古古米
備蓄米の随意契約による売り渡しが始まりましたが古古古米?も。
あおしぐれ こまいここまい こここまい
季語:青時雨(あおしぐれ)
実際に降る雨ではなく、雨上がりの後、樹木の下を通ると生い茂った葉にたまっていた雨粒がはらはらと落ちてくることがある。その様子を時雨にたとえたもので「青葉時雨」とも表現する。
2025年5月29日木曜日
風薫る小道に猫の落とし物
風薫る小道に猫の落とし物
リハビリを終えて風薫る散歩道、ウン悪く道に猫の落とし物が!
かぜかおる こみちにねこの おとしもの
季語:風薫る(かぜかおる)
夏に吹きわたる風をほめたたえた季語であるが、新緑、若葉のころの風として使いたい季語でもある。語源は漢語の「薫風」で、それを訓読みして和語化したものである。
2025年5月28日水曜日
青蔦や聞くともなしに聞くラジオ
青蔦や聞くともなしに聞くラジオ
誰もいないリハビリ室にラジオが流れている、蔦の緑が濃い。
あおつたや きくともなしに きくらじお
季語:青蔦(あおつた)
蔦はブドウ科の落葉蔓性の木で、山野に自生する。大木や崖または家の壁などをおおって茂る。夏の滴るような蔦の緑は涼しげでる。秋の紅葉した様も美しい。
2025年5月27日火曜日
麦の秋いくらになるや備蓄米
麦の秋いくらになるや備蓄米
農水大臣が変わり備蓄米の競争入札を随意契約に、さてどうなる?
むぎのあき いくらになるや びちくまい
季語:麦の秋(むぎのあき)
麦の穂が成熟する五月から六月頃をいう。日に輝く黄金色の穂は美しく、麦畑を風がわたるときの乾いた音も耳に心地よい。
2025年5月26日月曜日
浮世絵より現し世へと黒揚羽
浮世絵より現し世へと黒揚羽
窓辺に突然現れた黒揚羽はまるで浮世絵から抜け出たようです。
うきよえより うつしよへと くろあげは
季語:黒揚羽(くろあげは)
夏にみられる大型の蝶。キアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハなどの種類があり、いずれも羽の文様が美しい。春はやや小さめだが夏になると一回り大きくなる。
2025年5月25日日曜日
青梅や雨の匂ひの海風よ
青
梅や雨の匂ひの海風よ
梅雨入りはまだ先のはずなのに海からの湿った風に雨の気配が。
あおうめや あめのにおいの うみかぜよ
季語:青梅(あおうめ)
熟さない梅の実をいう。梅は梅雨のころ、みずみずしい浅みどりの芳香のある実を結ぶ。固くて酸味が強いが、梅酢や、梅酒、煮梅などを作る。梅干は黄をすこし帯びた実を用いる。
2025年5月24日土曜日
病棟の夏のあかつき明鴉
病棟の夏のあかつき明鴉
まだ眠っている病棟を起こすように甲高い鴉の声が響いてくる。
びょうとうの なつのあかつき あけがらす
季語:夏の暁(なつのあかつき)
夏は明けが早いので四時から五時頃までには空が白んでくる。美しい朝焼けの日も多く、気温も上がらないので清々しくすごせる一時でもある。
2025年5月23日金曜日
木漏れ日やさざめく風の若楓
木漏れ日やさざめく風の若楓
日向から木陰に入ると風にさざめく楓の若葉の木漏れ日が嬉しい。
こもれびや さざめくかぜの わかかえで
季語:若楓(わかかえで)
楓の若葉のこと。楓は、秋の紅葉もさることながら、初夏の若葉の美しさもまた格別のものがある。
2025年5月22日木曜日
親を追い親を追いこし燕の子
親を追い親を追いこし燕の子
親の背中を見て子は育ち、老いては子に従う。命は繋がってゆく。
おやをおい おやをおいこし つばめのこ
季語:燕の子(つばめのこ)
その年に生まれた燕の子どもである。五、六羽の燕の子が、親から餌をもらうために大きな口を開けて巣から身を乗り出している姿はほほえましい。
2025年5月21日水曜日
リハビリ室に蔦の若葉の照り返し
リハビリ室に蔦の若葉の照り返し
リハビリ室に入ると窓から蔦の若葉の緑の光が射し込んでいます
りはびりしつに つたのわかばの てりかえし
季語:蔦の若葉(つたのわかば)
ツタには落葉しないフユヅタと落葉するナツヅタがある。「蔦の 若葉」はナツヅタのことで、晩春赤い芽を出し、つづいて掌状に 青く葉を広げる。つややかな輝きをもつ若葉は崖や建物の壁に美 しく張りつく。
2025年5月20日火曜日
竹落葉ウケずハズレしコメ話
竹落葉ウケずハズレしコメ話
ウケ狙いだったという発言に世間から非難の声が次々と。
たけおちば うけずはずれし こめばなし
季語:竹落葉(たけおちば)
竹の落葉。竹は若竹の伸びるころ、新しい葉を出し、黄ばんだ古い葉を落とす。これが「竹落葉」で、掃いても掃いてもきりがないほど降ってくる。落葉というと冬の季語であるが竹落葉は夏の季語となる。
2025年5月19日月曜日
曇天の薄れて青葉若葉かな
曇天の薄れて青葉若葉かな
どんよりと垂れ込めた雲が薄れて若葉も青葉も目覚めたように。
どんてんの うすれて あおばわかばかな
季語:青葉若葉(あおばわかば)
おもに落葉樹が青々と茂ったさまをいう。「青葉若葉」というが、若葉がさらに夏の日を浴び、成長して青葉に変わる。初夏の風にさやさやと吹かれていた若葉が、日々勢いよく茂っていく様子は、大自然が 持つ生命力の象徴でもある。
2025年5月18日日曜日
ゆるゆるの頭のネジや南風
ゆるゆるの頭のネジや南風
湿気を含んだ南風が吹いて、今度は地デジアンテナが故障とは。
ゆるゆるの あたまのねじや みなみかぜ
季語:南風(みなみかぜ)
夏の季節風。冬の北風がからからに乾いているのに対し、この風は湿っていて暑苦しい。「みなみ」だけで風を省略した呼び名は、もともとは漁師、船乗り言葉だったことによる。
2025年5月17日土曜日
夏霧濃し深山幽谷の景
夏霧濃し深山幽谷の景
朝から霧が濃く空は薄墨を流した水墨画のような景色が広がる。
なつぎりこし しんざん ゆうこくのけい
季語:夏霧(なつぎり)
ただ「霧」といえば秋の季語だが、夏にも霧はよく発生する。特に山地や海辺で出会うことが多い。また高原に広がる朝の霧は、その日訪れる暑さを思わせないほどの涼しさをもたらす。
2025年5月16日金曜日
短夜や意次侯が夢の跡
短夜や意次侯が夢の跡
大河ドラマの老中田沼意次は故郷相良の藩主でもありました。
みじかよや おきつぐこうが ゆめのあと
季語:短夜(みじかよ)
短い夏の夜をいう。春分の日から昼の時間が長くなり夜の時間は夏至にいたって、もっとも短くなる。その短さ、はかなさを惜しむ気持ちを重ねて夏の夜を呼んだのが短夜という季語である。
2025年5月15日木曜日
コンサート明けの静けさ薄暑光
コンサート明けの静けさ薄暑光
昨日のコンサートが夢のように思える静かな中庭に薄日が射して。
こんさーと あけのしずけさ はくしょこう
季語:薄暑(はくしょ)
初夏の頃、やや汗ばむほどの暑さをいう。大正年間に定着した季語。夏のはじめの感覚的な季語である。
2025年5月14日水曜日
目に青葉心に響くハーモニー
目に青葉心に響くハーモニー
初夏の太陽と青空、滴るような青葉の中の「心魂」コンサート♪
めにあおば こころにひびく はーもにー
季語:青葉(あおば)
おもに落葉樹が青々と茂ったさまをいう。「青葉若葉」というが、若葉がさらに夏の日を浴び、成長して青葉に変わる。初夏の風にさやさやと吹かれていた若葉が、日々勢いよく茂っていく様子は、大自然が 持つ生命力の象徴でもある。
2025年5月13日火曜日
夏めくや言いっぱなしの言葉尻
夏めくや言いっぱなしの言葉尻
何か気に触るようなことをしてしまったのか機嫌が悪かったのか。
なつめくや いいっぱなしの ことばじり
季語:夏めく(なつめく)
春の花々が終わって緑の世界にかわり、初夏の花々が咲き始め、あたりは夏の景色に近くなった様子である。生活面も夏らしい感じに変る。
2025年5月12日月曜日
雨払い夕日を浴びて夏燕
雨払い夕日を浴びて夏燕
雨上がりを待ってましたとばかりに夕空を燕が飛んでいる。
あめはらい ゆうひをあびて なつつばめ
季語:夏燕(なつつばめ)
夏に飛ぶ燕である。燕は、春、南方から渡ってきて繁殖活動に入 る。四月下旬から七月にかけて二回産卵する。雛を育てる頃の燕 は、子燕に餌を与えるため、野や町中を忙しく飛び回る。
2025年5月11日日曜日
母さんの赤いがま口燕の子
母さんの赤いがま口燕の子
子供の頃お小遣いをくれた母の赤いがま口。軒の巣には燕の子が。
かあさんの あかいがまぐち つばめのこ
季語:燕の子(つばめのこ)
その年に生まれた燕の子どもである。五、六羽の燕の子が、親から餌をもらうために大きな口を開けて巣から身を乗り出している姿はほほえましい。
2025年5月10日土曜日
看護師が看護師教え夏燕
看護師が看護師教え夏燕
新人の看護師さんは教えられながら、燕は子育ての真っ最中です。
かんごしが かんごしおしえ なつつばめ
季語:夏燕(なつつばめ)
夏に飛ぶ燕である。燕は、春、南方から渡ってきて繁殖活動に入 る。四月下旬から七月にかけて二回産卵する。雛を育てる頃の燕 は、子燕に餌を与えるため、野や町中を忙しく飛び回る。
2025年5月9日金曜日
アンテナに鴉が止まる薄暑かな
アンテナに鴉が止まる薄暑かな
故障したままのアンテナに鴉が止まって辺りを見回している曇り空。
あんてなに からすがとまる はくしょかな
季語:薄暑(はくしょ)
初夏の頃、やや汗ばむほどの暑さをいう。大正年間に定着した季語。夏のはじめの感覚的な季語である。
2025年5月8日木曜日
水色のタオルケットや夏始
水色のタオルケットや夏始
初夏の空の色も水色、タオルケットも水色、夏の初めの明るさ。
みずいろの たおるけっとや なつはじめ
季語:夏始(なつはじめ)
陽暦なら五月、陰暦なら卯月のころを指す。空はからりと晴れ渡り、暑さもまだそれほど強くはない。まことにすがすがしい気候のころで、大型連休を利用して行楽客が山や海へ繰り出す。
2025年5月7日水曜日
惜日や旬の筍食べそこね
惜日や旬の筍食べそこね
今年も筍を食べられそうもない。筍ご飯、筍の刺身、筍の荒布煮も。
せきじつや しゅんのたけのこ たべそこね
季語:筍(たけのこ)
竹の新芽。土の中から顔を出し、すばらしい速さで伸び若竹となる。竹の生命力のかたまり。食用にもし煮物や筍飯など料理法もさまざま。
2025年5月6日火曜日
故障したままのアンテナ緑雨中
故障したままのアンテナ緑雨中
連休前から故障したままのパラボラアンテナは冷たい雨の中。
こしょうした
ままの
あんてな りょくうなか
季語:緑雨(りょくう)
夏の雨の代表的なものは梅雨、夕立など。これら以外の夏の雨の総称。日照り続きの多い夏に降る雨は涼しさをもたらし、恵みの雨となることが多い。
2025年5月5日月曜日
竹の子の空だけ目指す強さかな
竹の子の空だけ目指す強さかな
木ではなく草とも違う竹が目指すのは空!月なのかもしれない。
たけのこの そらだけめざす つよさかな
季語:竹の子(たけのこ)
竹の新芽。土の中から顔を出し、すばらしい速さで伸び若竹となる。竹の生命力のかたまり。食用にもし煮物や筍飯など料理法もさまざま。
2025年5月4日日曜日
春深し相良城下に吾生家
春
深し相良城下に吾生家
大河ドラマに、生まれ育った遠州相良の町並みが!懐かしい~。
はるふかし さがらじょうかに わがせいか
季語:春深し(はるふかし)
春もたけなわをすぎて、いよいよ深まった感じをいう。実際には四月後半ごろのこと。
2025年5月3日土曜日
行楽の列よ憲法記念日よ
行楽の列よ憲法記念日よ
憲法記念日の今日は晴天となり各地の行楽地は人で溢れている。
こうらくのれつよ けんぽうきねんびよ
季語:憲法記念日(けんぽうきねんび)
五月三日。現行の日本国憲法が施行されたのは昭和二十二年のこの日。その日を記念して国民の祝日にしたのがこの季語である。ゴールデンウィークの一日にあたり、憲法をめぐっての色々の問 題をよそに、一般には家族などの行楽の一日としても親しまれている。
2025年5月2日金曜日
春雷や雨のハマスタがらんどう
春
雷や雨のハマスタがらんどう
浜対巨人三連戦の初戦は土砂降りの雷雨で中止になりました。
しゅんらいや あめのはますた がらんどう
季語:春雷(しゅんらい)
春に鳴る雷をいう。特に立春を過ぎてから初めてなる雷を初雷という。春の雷には積乱雲の起こす夏の雷の烈しさはない。
2025年5月1日木曜日
吸飲みの茶渋八十八夜かな
吸飲みの茶渋八十八夜かな
吸飲みにつく茶渋が日増しに濃くなってくる、そろそろ洗い時。
すいのみの ちゃしぶ はちじゅうはちやかな
季語:八十八夜(はちじゅうはちや)
立春から八十八日目。「夏も近づく八十八夜」で始まる小学唱歌の歌詞にあるように立夏も間近く、農事、殊に種蒔に適した時の到来を意味する大切な日。
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